新型インフルも寄せつけない
免疫力アップに漢方パワー
新型インフルエンザの流行に閉口する昨今、漢方の穏やかで確かな有効性が注目されている。冷えは万病の元と言われるが、体を温めて全身機能を高めれば、免疫力が高まり、ウイルスを排除できる。即ち自然治癒力が備わり、インフルエンザにもかかりにくく、かかっても重症化を防げる訳だ。
自然の摂理を大切にする漢方は、それぞれの愁訴別に、「気」「血」「水」の流れを診て薬を処方。西洋薬との併用も可能だ。体力に自信のない人、あらゆる慢性病や肥満に悩む人、創業元暦元年の実績で知られる“菊岡漢方パワー”を試してみるべし。
■当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
■加味逍遥散(かみしょうようさん)
■当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
補剤の王者として「医王湯」とも呼ばれ、胃腸の働きを高め、体力を補強。肺や肝臓など胸部臓器の抵抗力を増し、インフルエンザの予防及び重症化を防ぐ。
発汗作用があり、体の熱や腫れ、痛みを発散。インフルエンザの初期で、まだ体力が十分ある人に適する。抗ウイルス薬のタミフルと同程度の症状軽減効果ありの研究結果も。
多種のウイルス感染症に対して治療効果があり、近年インフルエンザウイルスを抑制する働きも確認。