【今日は何の日】12月9日は「漱石忌」

『吾輩は猫である』『こころ』『坊ちゃん』などの作品で知られる文豪・夏目漱石。漱石は慶応3年(1867)2月9日に生まれ、大正5年(1916)12月9日に49歳の若さで亡くなりました。

 

「墨の香や 奈良の都の 古梅園」

 

これは漱石が残した奈良にまつわる俳句です。漱石は小説だけでなく俳句も多く残しており、その中に奈良墨屋の「古梅園」に関する句も詠んでいました。

 

有名社寺の多い奈良では筆・墨の伝来以来、職人たちの手によって連綿のその製法が受け継がれており、「奈良墨」や「奈良筆」と呼ばれ、奈良の特産物の一つとなりました。墨は現在も全国トップシェアを誇ります。

 

中でも古梅園は天正5年(1577)創業の超老舗。現在も多くの愛用者がいますが、かの文豪も古梅園の上質な墨を愛用していたのでしょうか…

 

書道を嗜まれる方、また書に興味のある方もぜひ訪れてみてください!

 

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〈奈良市〉筆墨発祥の地、奈良。書の魅力、途絶えぬ伝統に迫る