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スーパーシニア File no.3
90歳で始めた趣味、それは「新聞ちぎり絵」
90歳で趣味として新聞ちぎり絵を始め、作品集の発売や個展などが話題を呼んでいる木村セツさん。89歳で夫を亡くしたことがきっかけで、毎日寂しそうにボーっとしている母の姿をみていた娘・幸子さんの勧めで始めたという。
初めは絵が苦手だったセツさんのため、幸子さんが素材の準備として、お題となる下絵を描いていた。その下絵にセツさんがちぎった写真などの紙片を貼っていたが、孫たちから「下手でもいいから最初からおばあちゃんが描いた方がいいよ」と助言を受け、下絵も自分で描くように。今では素材になる記事を探すため毎日朝夕刊を確認するのが楽しみだという。
これまでに120点もの作品を作った。日常にあるものを題材にした作品たちはどれも精緻でありながらユーモラスに富んでいる。ここまで長く生きてこられたのは娘たちの支えがあってこそと語るセツさん。「これからも体の続く限り、ちぎり絵を作りたいと思います」と目標を掲げた。
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元気の秘訣は?
まずは3食しっかり食べること。ご飯は娘が栄養をきっちり考えて作ってくれています。そして2時間のお昼寝。年を重ねてくるとよく眠ることも大事です。