2021.3.25 鮎 【大淀町】霊鷲山 世尊寺/比曽寺跡 ●りょうじゅさん せそんじ/ひそでらあと 聖徳太子建立48か寺の1つ東西両塔をもつ大伽藍の跡地 聖徳太子建立48ヵ寺の一つとされ、現光寺、比蘇寺、吉野寺と呼ばれたこともある。奈良時代には多くの碩学(せきがく)の僧が住み、清和・宇多天皇の行幸、藤原道長の参詣、後醍醐天皇の行幸などの記録もみえる。創建時の寺は南面する伽藍で、東西両塔をもつ薬師寺式の配置であったことが、今に残る塔跡の礎石や南大門跡などによりわかる。現在、禅宗の世尊寺が、かつての講堂跡に建っている。 比曾寺 西塔跡