昔はどの家にもあった仏壇が、核家族化や住まいの洋風化が進んできた中で、減少、あるいはコンパクト化・家具調化の傾向にある。
洋間にも似合うおしゃれな家具調のモダン仏壇や、小さな空間にも収まるミニ仏壇、整理ダンスなどの上における上置き仏壇や、トレーに遺影と花立、線香立だけというものなど、生活様式や家族形態にふさわしいものが選べる時代になった。「粗末な扱いにさえならなければ、リビングなど家族がよく使う部屋に置かれてもいいと思います」(奈良山中大仏堂)。また、「ミニ骨壺やペンダントなどにお骨の一部を入れて手元供養する方も増えました」(仏だん館ヨネダ)。