入江泰吉旧居開館10年・入江泰吉生誕120年
特別展示&イベント『入江泰吉が生きた奈良』

奈良大和路を愛し、撮り続けた写真家、入江泰吉。彼が晩年まで暮らした奈良市の旧居が一般公開されてから、今年で10年の節目を迎えます。
さらに、2025年は入江泰吉の生誕120年にもあたる特別な年。
この二重の記念の年を祝うイベントがこの秋、奈良の地で開催されます。
トークイベント
「入江泰吉の奈良」
トークIでは「東大寺と入江泰吉」、トークIIでは「志賀直哉と奈良」をテーマにゲストにお話をうかがい、入江泰吉が活躍していた時代の奈良に思いをはせます。
トークI「東大寺と入江泰吉」
ゲスト:筒井寛昭師つついかんしょう
東大寺長老・同寺第221世別当。曾祖父、祖父、父と4代で別当をつとめる。華厳経の教えを気さくに優しく伝える講話会などを行う。
トークII「志賀直哉と奈良」
ゲスト:山田裕やまだゆうさん
母方の祖父は文豪で奈良に暮らした志賀直哉。現在、志賀直哉についての情報発信をしながら現代アートを収集。
特別展示
「観音院に集った人々」
写真家・入江泰吉が大成した要因の一つに、幼馴染みである上司海雲師との出会いがあります。この出会いをきっかけに、入江は上司師の塔頭である観音院に足しげく通いました。当時の観音院は、志賀直哉や會津八ーをはじめとする蒼々たる文化人たちが入れ替わり訪れる、芸術サロンの趣を呈していました。ここで入江は、終生の友となる画家・杉本健吉、須田剋太と出会い、大和路の美意識を育んでいました。今回の展示では、入江が撮影した文化人のポートレートをはじめ、観音院に集った作家たちの作品や資料を展示します。
※協力:奈良女子大学
ゆかりのスポットをめぐるツアー
「入江泰吉さんぼみち スペシャル」
イベント概要 Event Summary
開催日
2025年10月10日(金)〜2025年10月19日(日)
お問合せ
電話 0742-27-1689(入江泰吉旧居)

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