令和7年度 春日大社セミナー
春日大社は、奈良時代の神護景雲2年(768)に勅命によって造営されたと伝えられる日本有数の由緒ある神社です。古来天皇や上皇から崇敬され、藤原氏の氏神であったことから多くの公家や武家たちも参拝し、さまざまな物を奉納しました。現在、春日大社国宝殿にはこれらの奉納品をはじめ、数多くの文化財が所蔵されています。
そのなかに、文学関係の所蔵資料、特に奉納和歌を中心とする懐紙・短冊、文書・冊子の類があります。国文学研究資料館では、それらについて調査と研究を進めています。このセミナーでは研究成果にもとづきながら、春日大社の所蔵資料の概要と魅力について、わかりやすくお話しします。
そのなかに、文学関係の所蔵資料、特に奉納和歌を中心とする懐紙・短冊、文書・冊子の類があります。国文学研究資料館では、それらについて調査と研究を進めています。このセミナーでは研究成果にもとづきながら、春日大社の所蔵資料の概要と魅力について、わかりやすくお話しします。
令和7年度 春日大社セミナー 詳細
- 開催日時|11月22日(土) 14:00〜16:30
- 場 所|奈良女子大学 N101教室
- 定 員|100名
- 受講料|無料(事前申込制・先着順)
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申込方法|
下記いずれかの方法でお申し込みください。後日Eメールにて受講票を送付。 Eメールの場合は、タイトルを「令和7年度春日大社セミナー」とし、本文に氏名、氏名ヨミ、メールアドレスを記入し送信してください。
- 申込締切|11月10日(月) ※ただし、定員になり次第締切
挨 拶
- 国文学研究資料館長 渡部 泰明
- 春日大社権禰宜 千鳥 祐兼
講 演
- 講師|春日大社国宝殿学芸員 渡邉 亜祐香
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演題| 春日大社所蔵文化財の概要
春日大社には国宝・重要文化財をはじめとする数多くの文化財を所蔵しています。王朝の美術工芸や日本を代表する甲冑や刀剣などが有名ですが、それ以外にも各種の春日曼荼羅など春日信仰を表す絵画資料や、代々春日社の運営を任された社家の日記や記録類、文学関係資料が残っています。これらの文化財が培われた背景を、春日大社の信仰や歴史を通して理解を深めていただき、今後の研究の一助ともいたします。 - 講師|立命館大学文学部教授 川崎 佐知子
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演題| 春日大社の和歌資料
国文学研究資料館では、2012年度以来、春日大社の資料調査に取り組んできました。調査の過程で、ある程度まとまった数量の和歌資料が存在するとわかりました。これを受けて、本講演では、春日大社所蔵の和歌資料の特色と意義についてお話しします。天皇・公家の法楽和歌と春日信仰の様相、江戸時代の春日社家による和歌活動の実態、資料を将来へと継承するために尽力した人々の営みにも言及します。








