〈吉野町〉“木のまち” 吉野で楽しむ新しい木の魅力「よしのウッドフェス」(10/11-12) 2025.8.9 鮎 造林発祥の地で木をもっと自由に楽しむ2日間 林業が盛んな“木のまち” 奈良県吉野町で、“木をもっと自由に、もっと楽しむ”を合言葉にさまざまな切り口で木の魅力を伝える参加型イベント「よしのウッドフェス」が開催されます。 2019年に始まり、今回で4回目。本年は2025年10月11日(土)・12日(日)の2日間、貯木場や製材所などが建ち並ぶ同町上市地区をメイン会場に行われます。 造林の発祥といわれる吉野林業は約500年の歴史をもつ産業。吉野町では、吉野川上流の山々から切り出され、筏流しで下流へと運ばれた杉や桧の丸太が集まり、製材されていました。 吉野杉をはじめ高品質の木材で知られますが、近年は安価な輸入木材に押されるなど、需要が減少。加えて町の人口減少や観桜期以外の観光客も少なく、かつての賑わいを失いつつあります。 よしのウッドフェスはこうした課題に対して、木を通じて吉野を盛り上げようという有志らが集まり企画・開催されています。 吉野木材協同組合 暮らしの中で減ってきた人と木との接点を作り、暮らしを支える木や森、山のことを考えるきっかけに繋げることがこのイベントの大きな目的の一つ。 昨年から2日間の開催となり、うち一日はまちあるきや製材工場の見学、木の競り体験で木のまち吉野を体感する“学び”の日、もう一日は桶や樽を固定するタガを使った「タガフープ」や一本歯下駄飛ばしなど、木に囲まれて“遊ぶ”日となっています。 このほか、昨年は飲食店やキッチンカー、ギャラリー展示に木工の体験・販売と町内外から多くの出店者も集い、音楽フェスティバルも同時開催されました。 今回の開催情報は日程以外まだ出ていないので続報を楽しみに待ちましょう♪ よしのウッドフェス2025特設ページ