〈奈良〉奈良女子大学の研究成果から生まれた生理痛体験装置「ピリオノイド」

生理痛の「リアル」が体験できる!共感を生む画期的な取り組み

女性の約8割が経験すると言われる生理痛。そのつらさは個人差が大きく、周囲に理解されにくいことも少なくありません。そんな「見えない痛み」を〝見える化〟し、男性もリアルに体感できる画期的な取り組みが注目されています!予防医療テック企業の株式会社リンケージが提供する生理痛体験装置「ピリオノイド」を使った研修は、職場のDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)や健康経営を推進する強力なツールとして、企業や団体で導入が進んでいるそうですよ。

「メッセナゴヤ2025」で注目!想像を超えるリアルな体験

先日、日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ2025」の「フェムテック」ゾーンで、この生理痛体験が提供されました。たった3日間でなんと450名もの来場者がその〝痛み〟を体感し、大きな驚きと共感が広がったそうです!フェムテックとは、女性特有の健康課題をテクノロジーで解決する製品やサービスのこと。日本ではまだなじみが薄いかもしれませんが、女性の健康が未来の働き方を変えるという強いメッセージとともに、来場者たちは興味津々でした。
Next Era メッセナゴヤ2025

奈良女子大学の研究成果から生まれた「ピリオノイド」

では、一体どのような技術で生理痛を体験するのでしょうか?その中心となるのが、生理痛体験装置〝ピリオノイド〟です!この装置は、甲南大学と〝奈良女子大学〟の研究成果に基づき、開発されました。筋電気刺激(EMS)を利用し、下腹部にパッドを装着することで、生理期間中に生じる「ズーン」とした痛みや、「ギューッ」と締め付けられるような痛みを疑似的に再現できるんですよ。
生理痛体験「ピリオノイド」
これまで言葉だけでは伝わりにくかった痛みを、身体で理解できる形にしたこの技術は、まさに画期的ですね!「自分事」として生理痛を捉えることで、職場の男性上司やパートナーの理解が深まり、より働きやすく、より協力的な社会が生まれるきっかけになるのではないでしょうか。

共感から始まる新しい未来へ!

生理痛は、決して〝女性だけの問題〟ではありません。社会全体のパフォーマンスや幸福度に関わる重要なテーマです。株式会社リンケージは、2011年設立の予防医療テックスタートアップとして、病気になる前に予防する「予防医療」の重要性を発信しています。今回の生理痛体験も、これまで見過ごされがちだった健康課題に光を当て、誰もが健康的で豊かな生活を送れる社会の実現を目指すもの。
株式会社リンケージのロゴ
この体験を通じて、私たち一人ひとりが女性の健康課題に目を向け、〝何かできることはないか〟と考えることが、共感から始まる新しい未来を創っていくはずです。ぜひ、この画期的な取り組みに注目してみてくださいね!