〈奈良〉宿泊ブランド「蘊(UHN)」始動 奈良最古の醤油蔵と大正の万年筆本舗、2つのホテルがリブランド開業

地域の生業の歴史を紡ぎ、
心と感性がときほぐされる滞在体験へ

全国で古民家まちづくり事業に取り組む株式会社narrativeは、2026年8月29日、奈良県内で運営する古民家宿「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」「RITA御所まち」の2施設を、新ブランド「蘊(UHN:うん)」としてリニューアルオープンします。
「蘊」は、奥深く積み重ねられた知恵や精神性を意味する言葉。地域で脈々と受け継がれてきた生業がもつ奥深い精神性や文化と、自分自身と静かに対峙する体験を提供する古民家ホテルブランドとして、「蘊(UHN)」を展開します。
ブランドコンセプトは「心と、感性が、ときほぐされる旅」。蘊は、忘れかけていた“豊かさ”にそっと気づく古民家宿です。
建物に刻まれた職人の手仕事の痕跡や、風土に寄り添う暮らしの知恵に触れ、地元食材で丁寧にしつらえた料理に心をほどく。
窓の外に広がる風景に時の連なりを感じながら、あわただしい日常で置き去りにしていた感覚を呼び覚まし、新たな豊かさの価値に出会うひとときを届けます。

『蘊 奈良 マルト醤油』(現:NIPPONIA 田原本 マルト醤油)

約70年ぶりに復活した奈良最古の醤油蔵「マルト醤油」を、醤油蔵人として体感できる宿泊施設。「醤油絞り体験」「当主自らがご案内する朝参り体験」「蔵元料理」など、ここでしか体験できない蔵人時間を提供しています。
1689年から続く奈良最古の醤油蔵に泊まり、生業の歴史・地域の物語・醗酵文化を学び知的好奇心を満たす滞在体験は、これまで通り上質なホスピタリティとともに提供します。
加えて、醤油醸造期間には、本格的な醸造体験が可能な2泊3日のSHOYU BREWER STAYを組数限定で案内するなど、より深く、様々な視点から生業を体験するコンテンツを充実させます。
リブランドに合わせて、ミシュラン星付きレストランで経験を積んだ伊藤敏浩が新たに料理長へ就任。これに伴い、レストラン名称を従来の「蔵元料理マルト醤油」から『MARUTO 1689』へ一新します。
料理内容においても、これまでの伝統的な和食から、地元食材と発酵文化を融合させたイタリアンベースのイノベーティブ料理へと刷新。
「醤油の新たな可能性を探求する」をテーマに、醤油の原料である大豆・小麦へのアプローチから始まるコースを展開し、醤油の奥深い魅力を再発見していただける料理を提案します。

『蘊 奈良 万年筆本舗』(現:RITA御所まち)

葛城山の麓、江戸時代から変わらぬ街並みを有する「御所まち」に佇む、大正創業の万年筆本舗を改修した古民家宿。
万年筆屋であった歴史に倣い、各部屋には万年筆と便箋をご用意。大切な誰かを想いながら手紙をしたためる静謐な時間を過ごせます。
御所まちの地域史に根ざした「万年筆」や「薬草」といった生業のストーリーを改めて深掘りし、滞在体験を再設計。
「書く瞑想(ジャーナリング)」として静寂のなかで言葉を紡ぐことで、本来の自分に還る特別な体験を届けるため、客室空間・アメニティ・体験コンテンツへの再投資を行います。
現在は製造が終了している希少なヴィンテージモリソン万年筆を丁寧にメンテナンスし、筆記可能な状態でしつらえました。かつての工房の記憶を宿す空間で、日本のものづくりの歴史と伝統が宿る書き味をぜひ体感ください。