バナーの装飾、提灯は商店街の人たちの手で

金魚が泳ぐ商店街 大和郡山 新名所「金魚ストリート」が誕生

金魚養殖が盛んな大和郡山市の柳町商店街に 新たな観光名所「金魚ストリート」が誕生した。 約600mの通りにある呉服店や飲食店など28店に、 池形や球形をした30個の水槽が並び、 計30種の金魚が泳ぐ。
老舗から新店舗まで、金魚の見せ方は様々
金魚の泳ぐ池をモチーフにした洗面器
“金魚のまち”をうたう同市に金魚を鑑賞できるスポットが少ないことから、 10年前から金魚を活用したまちづくりに取り組んできた同商店街。 以前は電話ボックスに金魚を入れたオブジェが観光スポットになっていたが、 2018年に撤去され、金魚を鑑賞できる場所が減ってきていた。 そこで、観光客や人通りが減る商店街を再び活性化するために 同商店街協同組合が企画した。

「金魚は各店舗で、わが子のように愛着をもって育てている。
今後も水槽を展示する店舗を増やしていきたい。
商店街に来られる方には“生きた図鑑”として、様々な金魚を楽しんでいただければ」
と同組合の北谷光德理事長。

今後は金魚写真コンテストや、御朱印帳のように、
商店街を巡ってスタンプを集める「ご金魚帳」などのイベントも計画している。
交通標識も金魚に変更