【川上村】丹生川上神社上社

●にうかわかみじんじゃかみしゃ

ダム湖と山並みの絶景も魅力の古社

御祭神の高龗神(たかおかみのかみ)は水、雨を掌る龍神で、祈雨・止雨の神として、天平宝字7年(763)の淳仁天皇の奉幣祈晴をはじめ、室町時代に至るまで数10回の奉幣祈願がなされ、朝廷・国家また人々より篤い崇敬を受けてきました。朝廷の奉幣にあたり旱魃の際の祈雨には黒毛の馬を、長雨の際の止雨には白毛の馬を奉るを例としました。

平安時代の「延喜式」(927年成立)では、名神大社という特に霊験あらたかな神社として月次・新嘗祭に際し官幣に預かり、雨師社・雨師明神・丹生大明神とも称され、また平安中期以降には朝廷における最高の社格となる「二十二社」の一つに数えられました。

樹齢600年余のご神木胎内から出てきた霊石「巌」は、触れた手で体の痛いところをさすると痛みが和らぎ、願いを込めて触れると叶うと言われる。凶みくじを引いた人も強運に!!
霊石「巌」
平安時代の祭祀場跡の復元
基本情報 Basic Information
丹生川上神社上社/にうかわかみじんじゃかみしゃ