〈奈良市〉奈良密教青年会が熊本地震托鉢

8月5日・6日、近鉄奈良駅の行基噴水前で
奈良密教青年会が熊本地震托鉢

一日も早く、援助の手を差し伸べたいと
連日3時間の托鉢

8月5日・6日の夕方16時から19時まで、近鉄奈良駅の行基さん噴水前で、奈良密教青年会(田中全義局長/極楽寺住職)が熊本地震義援金募金の托鉢を行いました。
奈良密教青年会による熊本地震托鉢
奈良密教青年会は奈良の真言宗系寺院の青年僧侶らの会。7月28日、熊本を襲った地震の被災者を支援するため、連日6~7人が3時間にわたって般若心経を唱えながら道行く人々に支援の協力を呼び掛けました。
最初は何事かと取り巻いていた海外からの旅行者たちも、英語・中国語・韓国語の立て看板を見て、次々に募金。半月前から日本を旅行しているオランダからのカップルは、「ニュースで知っています」と協力。アイルランドからのグループは募金後に、前のコンビニで求めた人数分の冷たいペットボトルを差し出しました。
熊本地震托鉢 多言語で呼びかけ
通りかかる日本人も次々と募金。青森から観光で来たという家族は、「22℃のところから35℃のところへ」と笑いながら、家族全員が募金。滋賀へ里帰り中という東京在住の一家は「旅行できた幸せのおすそ分け」と小4と小2の姉弟で協力。真言密教の総本山・高野山の「弘法大師1250年記念シール」をもらって喜んでいました。
万札しか持ち合わせがないという奈良市内の女性は「両替してきました」と募金。
東京から滋賀に里帰りして奈良観光中の林さん姉弟
「托鉢は本来、通行している人々の息災を祈る行で、昔は椀に食べ物や端切れを入れてもらっていました。今日は熊本で助けを必要とされている方々への浄財を入れていただいています。昨日の帰り際にも皆で話したのですが、協力を仰いでいる自分たちの方が、人のやさしさに触れることができて心を癒されました」と田中師。
同会では、阪神淡路大震災時には現地での復興ボランティアに参加、東日本大震災のとき、そして一昨年の能登半島地震の折の托鉢行も定期的に続けて、現地へ支援金を届けています。
「今回の浄財もできるだけ早い時期に、皆様の熊本を思う温かい心と共に、熊本の役所へ届けます」と話していました。

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