〈奈良市〉3月25日・26日に「愛校祭」が、旧神功小学校で開催されます

 奈良市の高の原(平城・相楽ニュータウン)にある神功小学校、右京小学校、平城西中学校は、昨年4月に統合され、新たに小中一貫校の「ならやま小中学校」としてスタートを切りました。

 

このたび、約半世紀の歴史に幕を閉じた3つの「学び舎」に感謝を伝えようと、地域住民、卒業生、学生ボランティアが一致団結!
来たる3月25日(土)と26日(日)に、旧神功小学校(奈良市神功二丁目2)で、『愛校祭』が開催されます。参加無料で申し込み不要です(但し避難所宿泊体験を除く)。

 

メインイベントは卒業式。森井弘先生(元平城西中教師)による最後の授業と、上羅和博校長(元平城西中校長)による“3校に対する卒業証書”の授与式が行われます。さらにスティーヴエトウ氏と書家の佐竹有沙子氏によるパフォーマンスが華を添えます。

 

 

ほかには、神功出身の兄弟デュオGoodMoon(グッドムーン)の音楽ライブ、右京出身マジシャン橋本昌也さんのマジックショー、大学生が企画する謎解きウォークと写真展示、青空マッサージ、面白ネタ展示、50mの直線廊下でミニ四駆レースなどを開催。夜には肝試し、キャンプファイヤー、避難所宿泊体験も行われます。

また両日とも中庭では、飲食・菓子・物販・整体・縁日など約30店舗が出店。給食の思い出の味「ミルメーク付き牛乳」と「コッペパン」の販売も行われます(各100円、100食限定)。親子で楽しめるイベントが目白押しなんです。

 


 

イベントの準備で多忙な3月中旬に、旧神功小学校を訪問してきました。

1980年創立の同小学校の校舎は、取り壊しが決まり、早ければ今年6月下旬頃には工事に入るとのこと。こども園などが建設される予定です。つまり愛校祭が校舎に入れるラストチャンスなんです。なお、1972年創立の右京小学校は、体育館と運動場の一部を残し、跡地の活用を検討中らしいです。

 

 

旧神功小学校では、昨年11月に空き校舎を活用した「黒板アート」を開催。
地域の子どもたちが、教室の黒板や壁、床に自由に絵を描きました。
今も各教室に、素敵な作品が残っています。

使われなくなった校舎が「もったいない!」とつぶやいた児童の一言が、開催のきっかけだったとか…。

 

今は立ち入ることができない旧右京小学校からも机や椅子、卒業制作を運び込びました(なんと2トントラックで4往復!)。こちらは、旧右京小学校の音楽室にあった鍵盤柄の机です。

 

訪問日はちょうど「肝試し」の設営を、ボランティアの皆さんが手分けして作業されていました。道具もスタッフの方が一から工作されたり、学校の備品を活用したりと、すべて手作りなんです! どういったものかは、当日皆さんの目で確かめてくださいね。

 

子どもから大人まで50人以上のボランティア有志が関わっている。取材時は、肝試しの製作準備中で大忙し!

 

「地域の皆さんの熱い思いが込められたイベントです。ぜひお越しください」と話すのは、愛校祭実行委員会の実行委員長として事務局を取りまとめている、神功地区自治連合会会長の浅岡順さん。

卒業生の方も、そうでない方も。有終の美を飾る旧神功小学校に会いに行きませんか?

 


『愛校祭』右京小・神功小・平城西中 ありがとうをこめて <入場無料/雨天決行>
日時:2023年3月25日(土)11:00~20:00 、 3月26日(日)9:00~17:00
場所:旧神功小学校(奈良市神功二丁目2)
問:愛校祭実行委員会 aikousai2023@gmail.com
https://heisou50.com/event/aikousai2023/

<主催>愛校祭実行委員会 <後援>平城・相楽ニュータウンまちびらき50周年記念事業実行委員会、右京地区自治連合会、神功地区自治連合会
<協力団体>gratia、神功地区自主防災防犯協議会、なら学生ボランティア団体UniCom、奈良県立大学学生、平城フリースペース