〈伊賀市〉都会を離れてのんびり島ヶ原ライフ/カフェ「ひなたぼっこ」久原さん夫妻 2026.10.19 鮎 伊賀・名張エリアで活躍する“伊賀もん” 今回は、カフェ「ひなたぼっこ」の久原さん夫妻をご紹介! 奈良時代から東大寺と深いつながりを持ち、江戸時代には大和街道の宿場町として栄えた伊賀市島ヶ原。JR島ヶ原駅から車で2分の県道沿いにカフェ「ひなたぼっこ」がある。昨年4月にオープンした同店は久原章さん・栄子さん夫妻が切り盛りしている。 久原 章さん(右)・栄子さん(左) 久原さん夫妻は大阪の出身。長年介護・福祉の業界に携わり、島ヶ原へは2019年に移住した。「年齢を重ねて体力的にも疲れてきていたので、田舎でのんびり過ごしたいなと思い、移住先を探していたところ島ヶ原にたどり着きました」と栄子さん。 夫妻と5匹の犬と共に暮らす島ヶ原ライフ。章さんは「大阪では高速道路の近くに住んでいたこともあり、外も騒がしく空気もいいとは言えませんでした。一方で島ヶ原は空気がおいしいですし、静かなところで、また近所の人も親切で世話好きな方が多くていつもよくしてもらっています」と話す。 カフェは栄子さんの夢だった。「前職の先輩が広島で高齢者に向けた地域交流カフェのようなものを開いていて、私も年齢に関係なくいろんな人が交流できる場所を作ってみたいなと憧れていたんです」 コロナ禍で開業までに少し時間はかかってしまったが、その間、地域のレストランに有償ボランティアとして手伝いに入ったり、和食店や洋食店で料理や店舗運営の勉強をしたりと知識と経験を蓄えた。 ひなたぼっこでは、モーニングとランチ、軽食、ドリンクなど多彩なメニューを提供している。食材には自然農法を用いた自家栽培の野菜や、近隣のレジャー施設「やぶっちゃ」の直売所などで仕入れた伊賀産のものを多く取り入れる。本年はお米も島ヶ原産になった。 さばのみそ煮ランチ 1,100円 オープンから1年半、常連客もついた。毎朝のルーティンに、昼下がりの歓談に、中にはツーリングの目的地に京都から訪れる人も。皆ここでは、ゆっくりとした時間を過ごして帰ってゆく。 「何時間でもゆっくり過ごしてもらって、時々私たちも会話に混ざって。そんな時間を過ごせる場であれば。それくらいでいいんです」と栄子さん。 ゆっくりぼちぼち、島ヶ原でスローな時間を過ごすのも悪くない。 カフェの窓から見える島ヶ原の景色 鸕宮神社(うのみやじんじゃ)は夫妻お気に入りの場所