2021.12.21 Narakko管理者 更年期の悩みで多い「ホットフラッシュ」を考える 前回に引き続き、「更年期症状」がテーマのお話。後編では、更年期の症状でも多い「ホットフラッシュ」についてと、一陽館さんが開発されたホットフラッシュ向けの新商品「楊美丸」についてご紹介します。【取材場所】漢方の一陽館 学園前店 ナラミさん漢方が気になっている40代主婦。 樫谷陽子先生漢方の一陽館代表。薬剤師・不妊カウンセラー。 先生、更年期の中でも、最近よく耳にする「ホットフラッシュ」ってどういった症状なんでしょうか? 一人で急に汗をかいてしまう、夜中に背中が熱くて寝られない、座っていても手や足がベタベタ、じっとりする、顔や首から上が真っ赤で汗が噴き出している・・・といった更年期特有の症状を、「ホットフラッシュ」といいます。一言でいえば、更年期で「熱っぽい」「熱がり」の方のことです。 なるほど。原因ってなんなんでしょうか? カラダの渇き、つまり乾燥ですね。カラダの潤いが減ると、体がほてりやすく、熱っぽく感じるようになります(熱感)。渇く理由は、女性ホルモンが減少すること。渇きが原因で不調も起きます。内面からの潤い不足ということで、お肌のうるおい、髪の毛のパサツキなど、婦人科系でも生理が終了してくるなどです。細胞、血液も水分なんです。水分が足りなくなると、カラダのすべてに悪影響を及ぼします。ですので、潤いを補うということから、ホルモンバランスのばらつきを埋める、減り方をなだらかにする。ばらつきを小さくすることが大切です。 女性にとって「潤い」は、とっても大切なんですね。 加えて、自律神経の乱れにも注意が必要。不意に不調が起きる原因は、自律神経の暴走です。暴走しないような生活を心がけることが大切です。 ホットフラッシュの養生法 ホットフラッシュで悩まれている方に日々の養生法などあれば、教えてください。 自律神経の暴走を止めるという点においては、なるべくリラックスする時間をつくる、自分が楽しめることとか、上手に気分転換して、気分的な安定を心がけることが大切ですね。 フムフム。 あとは、もっとも大切なことが「睡眠」ですね。睡眠というのは、一日の疲れをとり、自律神経のバランスをリセットする効果があります。しっかり睡眠をとることで、心身をリセットし、翌日から元気に一日がはじまる。そういうリズムが大事ですね。 食生活で気をつける点はありますか? カラダが渇きやすくなっているので、潤いを補う食材をとるとよいですね。例えば、水分が多めのもの。夏場でしたら、わらび餅、ところてん、寒天、スイカなど。涼しくもなるし、ミネラル分といっしょに、水分も補えます。冬場でしたら、葛湯、こんにゃく、大根やカブなどの根菜類でしょうか。唐辛子などの香辛料や、コーヒーなど利尿作用が高いものは、控えたほうがよいでしょう。 なるほど、ほかに日々の生活で気を配ることあれば教えてください。 夏場だと、エアコンが効いた部屋が危ないですね。「冷えのぼせ」といって、顔は真っ赤で汗が噴出しているのに、足元がむちゃくちゃ冷たい方は、たいてい冷房の効いた部屋に長時間おられます。冷えのぼせには、カラダをかきまぜること、気のめぐりが大切です。例えば、ハーブなど気分をすっきりさせるものを取ったり、エアコンのスイッチを切って外気を取り入れた状態で、ストレッチなどを行ったりすると、リフレッシュができて効果的です。 ホットフラッシュ対策の新商品『楊美丸』 ありがとうございます。最近一陽館さんの方で、「ホットフラッシュ」向けの商品を新たに発売されたと伺いました。 はい、そうなんです。オリジナル漢方『楊美丸』を2021年夏に発売開始しました。当商品は、更年期の中でも、とにかく熱がりの方-ホットフラッシュでお悩みの方に向けた、和漢サプリメントです。女性の「潤い」を補うことで、更年期におけるホルモンバランスのばらつきを埋めていく、減り方をなだらかにする。ばらつきを小さくすることを目指しています。漢方理論に加えて、ゆらぎ期の現代女性の体質を科学して開発しました。 『楊美丸』には、古来から実績のある生薬(漢方)などの有用成分を13種類以上配合し、「生きたまま」閉じ込めています。これは奈良時代から培われた丸薬の製法が生かされています。 そして、使っている生薬(漢方)の中でも、体を温めて、巡りを改善するトウキはセリ科の多年草で、中国では古来から「女性の宝」として重宝されています。まさに、女性の悩みに応える生薬ですね。『楊美丸』に配合しているトウキは、奈良県宇陀市で生産された国産当帰-大和当帰を使っています。大和当帰は業界の中でも最高品質の評価です。 <大和当帰を振興する「宇陀市農林商工部商工産業課」様からのメッセージ> 推古天皇の時代から薬狩りの地とされてきた宇陀市では、日本最初の薬狩りの郷として、薬草を活用した地域おこし「薬草プロジェクト」を進めています。歴史的背景を活かしたPRの他、地元の農家と連携して大和当帰の栽培を拡大してきました。大和当帰は効能が高く、血の道症(女性特有の諸症状)に効果があるとされています。漢方の一陽館様が手がけられた、宇陀市産大和当帰の魅力を活かした新商品は、薬草プロジェクトの発信や今後の栽培拡大にもつながります。ぜひこれからも大和当帰を利用した商品開発をお願いいたします。 《お知らせ》楊美丸の新発売記念キャンペーンを実施中。5日間分の楊美丸 お試しパックを限定価格(1,500円)で提供しています。是非この機会にご利用ください。※予告なく終了する場合があります。 『楊美丸』キャンペーンサイト(お試しパック) まさに、ゆらぎの世代に向けた商品なんですね。気になってきました。最後に更年期に悩む女性にメッセージをお願いします。 更年期になると、どうしても自分の状況に過敏になりやすいですが、少しおおらかに受け止めるように心がけるとラクになりますし、心身のバランスを整える効果もあります。一人で悶々と悩み過ぎないように。誰かに話してみるとか、気分転換してみるとか。向き合いすぎないようにしてみるのがよいでしょう。漢方の一陽館でも、更年期症状に関するご相談をお受けしています(相談無料)。カウンセラーは全員女性なのでご安心ください。相談方法も、来店、お電話、ZOOM面談から、お選びいただけます。どうか一人で我慢しないで、お気軽に私たちにご相談ください。 先生、今回もありがとうございました! Narakko! 特別クーポンプレゼント! 本記事を読んでいただいた皆さまに漢方の一陽館で使える特別クーポンをプレゼントします。クーポンの有効期限は、本記事の掲載日から1か月です。八木本店か学園前店に、漢方相談を予約いただくと、皆さんお一人おひとりの体質・体調に合った漢方(サンプル)をプレゼント! お店への予約時に、「Narakko!の記事を読んで、お問い合わせしました!」とご連絡ください。 オンライン相談はコチラから 漢方の一陽館は、スタッフが全員女性です 本質的な美しさと健康にこだわる、輝く女性のためのお店です。お困りの症状やお悩みにピッタリの漢方薬をおすすめします。 漢方の一陽館 公式ホームページ Facebook Twitter Instagram 一陽館では、” 人間が本来持つ力を、自然の力によって引き出し、整える”という、もっとも歴史の長い「古方派漢方」をベースに、西洋医学の「対症療法」ではなく、体質そのものを改善する「原因療法」を目指します。 2020.5.9(土)移転リニューアル!漢方の一陽館薬房 学園前店〒631-0036 奈良市学園北1-14-8 電 話 0742-51-6855時 間 10:00~18:00定休日 木曜・日曜・祝日 漢方の一陽館薬局 八木本店〒634-0078 奈良県橿原市八木町1丁目11番7号電 話 0120-50-9301時 間 10:00~18:00定休日 木曜・日曜・祝日 取材協力/漢方の一陽館 学園前店 *奈良っこオリジナル記事です