更年期を快適に過ごしたい、令和を生きる女性たちへ

 女性は一定の年齢を重ねると、ホルモンバランスの変化により、様々な体調不良= “更年期症状” が見受けられるようになります。加えて、新型コロナの感染長期化で、先が見えない、どうすることもできない、いつまで続くかもわからない…そんな不安や苛立ちの積もる日々です。ストレス過多の現代において、“更年期” をどう乗り越えていくかは、非常に重要なテーマではないでしょうか。今回は、そんな「更年期症状」を取り上げます。

interviewer

ナラミさん

漢方が気になっている40代主婦。

一陽館、漢方、奈良、漢方の一陽館薬房。

樫谷陽子先生

漢方の一陽館代表。薬剤師・不妊カウンセラー。

interviewer

先生、こんにちは。今回は「更年期症状」についてお伺いします。更年期でお悩みの方は、どういった症状がつらいと仰っていますか?

一陽館、漢方、奈良、漢方の一陽館薬房。

更年期の不調って、「心」にも「体」にも両方表れるんですよね。

心の不調は、感情の起伏が極端になります。神経質になりすぎる、敏感に受け止めやすくなる。カーッとなったり、反対に鬱っぽくなったりする、眠れなくなる、いらいらして人に当たりたくなる・・・などの症状です。

体の不調は、急に汗が出る、暑さ、だるさ、疲労感、体力の消耗感、思うように体がついてこない・・・という症状が多いですね。

interviewer

なるほど。

一陽館、漢方、奈良、漢方の一陽館薬房。

実は、相談者が一番気にされているのが、更年期症状によって、周囲に自身がどう映るか?ということ。「人目が気になる」「人と会う時に自分がどう映るか?」「失礼になってしまうのでは?」など訴えておられます。社会生活の上で、不便さを感じているケースが多いですね。

interviewer

自身の症状だけでなく、周囲のことまでも悩まれるんですね!?

一陽館、漢方、奈良、漢方の一陽館薬房。

はい、そうなんです。あとは、自分自身に自信が持てない。顔がカァーっと赤くなってしまうから、友だちと会うにも尻込みしてしまう。何かしたくても、不調がいつ起きるかわからないから、消極的になってしまう。自分でもコントロールが利かないし、予期せぬことが起きてしまう、自分で対応できない。自分自身が嫌な気持ちになってしまう。だから、どんどんマイナスの方向に陥ってしまうんです。

interviewer

自分で制御できないから、自分が信じられなくなる。しかも周りにも迷惑をかけるから、余計つらくなっちゃうんですね。

漢方の一陽館さんでは、どのようにアドバイスをされておられますか?

漢方で更年期症状を「整える」

一陽館、漢方、奈良、漢方の一陽館薬房。

更年期って、人によって時期や症状に個人差があります。だから状況に応じて対応していくことが肝要です。

漢方は、病院のようにホルモンの値を測るということはしません。その方の症状・体調をお聞きして、表情を伺い、それがどういうところから来ているのか?を判断します。

そして、女性ホルモンが減少してきているということがどういうことなのか? を漢方的に説明させていただき、服用する漢方を選んでいく。というステップを踏みますね。

interviewer

先生、漢方が考える「更年期」について、もう少し具体的に教えてもらえますでしょうか?

一陽館、漢方、奈良、漢方の一陽館薬房。

成熟期から老年期へ移行する「更年期」は、排卵と月経の停止に伴い、女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌が減少します。この変化によって、「気」「血」「水」のバランスが崩れ自律神経が乱れ「不定愁訴」といわれる、心身のさまざまな不調が起こります。これが、漢方が考える、更年期症状です。

漢方では、カラダを調整する「気」「血」「水」のバランスを、どのように整えるのかということを大切にしています。ホルモン量的に、増やす・減らすではなく、あくまで「整える」という役割です。

各人のバランスのくずれ方に応じて、最適な漢方を補うことで、バランスを整えていく。それにより、快適な状態へと導いていきます。

interviewer

以前の回でも、漢方は「整える」「補う」という役割があると教えていただきましたね。

一陽館、漢方、奈良、漢方の一陽館薬房。

その通りです。漢方薬は、体に無理をかけず自然に、体力を補ったりバランスを整えたりする働きがあります。漢方薬に含まれる成分は、生薬といわれ、根や樹皮、葉、種子、果実などの植物由来が多く、中には日頃我々がよく口にする食材もあり、安心安全です。

ですので、更年期といったバランスが不安定な時こそ、漢方をご利用いただくのに適していると思いますね。

interviewer

最後に、更年期で悩まれている方に、何かアドバイスはありますでしょうか?

一陽館、漢方、奈良、漢方の一陽館薬房。

年齢的なこと、体の変化っていうものは、ある意味避けることができない要素みんなが通る道です。だから、どうすることもできないことに、くよくよしてしまうよりも、自分にできること、あるいは自分で対処法を見つけていく。ということが大切ですね。

interviewer

できないことを嘆くのでなく、できることに目を向けるんですね。

一陽館、漢方、奈良、漢方の一陽館薬房。

カァーッとイライラするなど激しく強い極端な症状が出る方、自分で制御不能な方は、普段からもお忙しかったり、神経が張りつめていたり、時間に追われているケースが多いので、その状況を緩和していく。

例えば、感情的なアプローチじゃなく、30分でも休息を取る時間を日常生活の中に強制的に作っていく。自分の生活サイクルを客観的に見つめる。そうすることで落ち着いていくキッカケになります。

interviewer

先生、ありがとうございました。私自身、更年期に入る世代なので、大変勉強になる内容でした。

(後編に続く)

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*奈良っこオリジナル記事です