〈奈良〉記録更新&奈良マラソン優勝を目指して『NARA-X』2023年度体制発表

奈良県内を拠点に活動する陸上のクラブ型実業団『NARA-X』の2023年度体制発表会が8月5日、県社会福祉総合センター(同県橿原市)で行われました。

今年度は大井千鶴(30)、清水穂高(27)、平田由佳(26)、米谷結希(25)、田代実穂(23)、平田治選手兼コーチ(45)に加え、TOPチームに大樽瑞葉(27)、育成選手として森口舞奈(23)、小林亜由佳(22)の3人が新加入。マネージャーも2人加わりました。

新加入選手の大樽さんは「チームも会社も温かく、恵まれた環境で競技に打ち込むことができるので、これからメンバーの皆さんと切磋琢磨しながら自己ベストを更新できるように頑張ります。応援よろしくお願いします」と話しました。

大樽瑞葉選手

昨年度はMGC出場という目標には及ばずも、北海道マラソンでは大井選手が7位、清水選手が8位に入賞と健闘。G1レースにおける2人入賞は奈良県内を拠点とするチームでは初、また駅伝チームのない実業団でも初の快挙なんだとか。

また2人は全国に9人しかいないG1レースの完全出場も達成。チーム全体でも2022年4月~2023年7月の間に行われた全国級レース9試合で入賞者を輩出するなど着実に力を付けています。

大歳監督。創設当時を思い出し涙ぐむ場面も

大歳研悟監督は「まずは全員故障しないことが目標。その上で全員自己ベストを出せるように頑張っていきたい。そしてNARA-Xの命題である奈良県記録の更新と奈良マラソンの優勝を達成します」と目標を語りました。

大井選手は「昨年は数字にとらわれすぎて結果が出ないこともありましたが、そんな時でも応援してくれる方の声に救われました。多くの方に応援してもらえているチームであることに誇りと自信をもって、さらなる高みを目指していきたい」と話しました。

また今年はピンクのプラクティスシャツに、キーホルダー、手のぼりなどのグッズも制作。今後も随時種類を増やしていくとのことです。皆さんもぜひ一度、グッズを片手にレースの応援に行きましょう!