昭和100年企画 新収蔵記念 生誕140年
「富本憲吉と昭和」
奈良県立美術館では、新収蔵記念の展示として2026年9月19日(土)から11月15日(日)の期間「富本憲吉と昭和」を開催します。
現在の奈良県生駒郡安堵町で生まれた富本憲吉(1886―1963)は、日本の近代陶芸を語る上で不可欠な作家の一人です。陶芸家としての活動は大正初期に始まり、死去する昭和38年(1963)まで数多くの作品を制作しました。
昭和30年(1955)に色絵磁器で重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)に認定され、昭和36年(1961)には文化勲章を受章しました。
当館では昭和48年(1973)の設立当初から富本憲吉作品の収集に積極的に取り組み、その成果を展覧会で紹介してきました。そして昨年度には富本の旧知の友人であった今村荒男(1887―1967)旧蔵の作品33件を寄贈いただきました。
これらの作品は富本の技法や創作模様のバリエーションなどを示すものですが、富本と今村との交流を通して形成された作品群という点でも貴重なものです。
今回の展示ではこの寄贈作品を全て公開し、かつ当館収蔵品・寄託品などを加えた約40件の作品を出品します。さらに特別出品となる2件の作品を加え、富本と今村という安堵町を故郷とする2人の交流を紹介します。
また2026年は昭和元年(1926)から起算して満100年に当たります。本展では、昭和初期の工芸をめぐる状況、戦時中の高山疎開、戦後の重要無形文化財制度の制定といったトピックにふれつつ昭和時代の富本の作品と活動に注目し、時代的な背景を考察することを試みます。
関連イベント
美術講座「富本憲吉と昭和」
- 開催日|11月8日(日)
- 時 間|14:00~15:30(13:30開場)
- 会 場|レクチャールーム
- 定 員|60名(当日先着順)
- 料 金|無料
- 講 師|飯島礼子(奈良県立美術館 学芸員)
担当学芸員によるギャラリートーク
- 開催日|9月19日(土)、10月10日(土)
- 時 間|各日14:00~(約1時間)
- 会 場|第6展示室
- 料 金|無料
【 イベント詳細 】
開催期間
2026年9月19日(土)〜11月15日(日)
時 間
9:00~17:00(16:30最終入館)
会 場
奈良県立美術館/奈良県奈良市登大路町
観覧料金
同時開催の特別展「時代を越えて~日本画のゆくえ」の観覧券(一般1,200円、大学生1,000円)が必要です。
休館日
9/24(木)、28(月)、10/5(月)、13(火)、19(月)
問い合わせ
0742-23-3968(奈良県立美術館)