地元密着、ディープな奈良を学べる場

猿沢池近くのホテルサンルート奈良(中野聖子社長)は、61日から「ホテル尾花」に生まれ変わった。名称には、かつてこの地にあり立ち見客も出るほど人気を博した映画館「尾花劇場(尾花座)」(大正9年~昭和54年)の「尾花」を冠した。

1920年代(大正時代)尾花座/左奥には五重塔
1939(昭和14年)8月尾花座改装
押すな押すなの人気ぶりを見せた尾花劇場

新規開業ホテルの進出が多い中、40年の歴史を持つ同ホテルでは、「地元密着による差別化を図りたい」と中野さん。地域の人が会合やセミナーに利用できる場や、奈良ファンにさらにディープな奈良を知ってもらえるよう、奈良関連書籍や展示コーナーを充実させ、土産物コーナーには地元の作家による新商品もラインナップ。

大型スクリーン等を備えた会議室

奈良出身の河瀨直美監督が提唱したNPO法人なら国際音楽祭の理事長も務める中野さんは、大型スクリーンとプロジェクターを備えた会議室で、2020年72326日、「復活上映会」を行う。

2020年1031まで県民限定の「顔見世プラン」を用意。1泊朝食付13,000円〜4,500円(税サ込)、小学生以下無料。奈良県在住か出身者が一人含まれるか、予約者が県在住であれば利用OK

ホテル尾花 HOTEL OBANA

住所

奈良市高畑町1110

駐車場

あり

yomiっこ2020年7月号掲載

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※価格は税込表記を基本としています