映画『わたしのかあさんー天使の詩ー』上映会

日本最高齢の女性映画監督 山田火砂子の新作映画『わたしのかあさんー天使の詩ー』の上映会を3/17天理市文化センターで開催します。

92歳、日本最高齢の女性映画監督、山田火砂子の10作品目として、児童福祉文化賞受賞の児童文学『わたしの母さん』(菊地澄子作)を主演 寺島しのぶ、その他豪華キャストにて映画化!
知的障がい者の子を育ててきた自らの経験から、ある少女の葛藤を希望として描く。

70歳より映画監督としてデビューした山田火砂子監督の10作目。知的障がい者の両親は溢れる愛で二人の子どもたちを育てますが、ある日、長女高子は両親が知的障がい者で有ることを知り、強く反発、荒れ狂います。この母を演じるのが寺島しのぶ、葛藤し悩む娘の高子は、成長後の姿を常盤貴子が演じます。子供は親を選べないけれども、親子の絆のかけがえのなさは簡単に他人と比較できるものなのか。
主な舞台は原作の書かれた80年代後半ですが、戦後間もない時代に孤児と知的障がい児のため生涯を捧げた教育者・糸賀一雄の哲学に触れながら、現代の日本で置き去りにされていることを見つめます。
難役の吃音の父を渡辺いっけい、清子の主治医として高子を優しく諭しながらも、娘はエリートとして教育したい医師を船越英一郎、高子の親友でも有る娘は安達祐実、近所の老人に山田邦子、養護学校の教員に東ちづる、さらに清子の兄を春風亭昇太、産み育てた祖母を高島礼子が演じます。

山田監督が知的障がいのある子を持ったのは60年前、当時は障がい者を子に持った親子の自殺者が続出していた。美濃部都知事が「死なないでください。何とか考えてますから」という文章を入れた広告を毎日のように新聞に載せていた。
その後、映画で世の中に訴え続けた現代ぷろだくしょん。そして、昭和61年から障がい者に年金が出るようになったのです。世の中は良くなって現代は共生社会というけれど、時に障がいのある方や痴ほう症の方々を殺める事件が起こることがあり、未だに共に生きるものにはなってない気がします。知能に障がいを持って生まれるということは誰の家の子供に出るか分からないということ。みんながそれは私だったかもしれないと思えたら…。

この映画を通じて共に想いを馳せ、痛ましい事件の起こらない社会になったらよいのにと思っています。

出演:寺島しのぶ 常盤貴子 安達祐実 船越英一郎 高島礼子 渡辺いっけい 東ちづる 宅麻伸 春風亭昇太 辰巳琢郎 窪塚俊介 山田邦子 落井実結子 他

ー山田火砂子プロフィールー
1932年東京生まれ。舞台俳優などを経て、映画監督だった夫の下で映画プロデューサーになり、実写版『はだしのゲン』など社会派映画を手がける。日本映画界、最高齢の女性映画監督。 著書に「トマトが咲いた」「夢見る火砂子さん映画石井十次を撮る」小説「筆子・その愛-世界で一番美しい涙の物語-」がある。
また、学校・施設・イベント等で、福祉、教育、子育て、平和問題など幅広いテーマで講演を行っており好評を博している。

【会場】天理市文化センター
【開催期間】2024年03月17日
【開催時間】①回目上映 10:30②回目上映 14:00
【料金】当日券一般:1,800円 前売り券一般:1,300円
【定員】各回250人
【主催】現代ぷろだくしょん
【問い合わせ先】海老山書店(チケット販売先)
【問い合わせ先電話番号】0743-62-0106

映画『わたしのかあさんー天使の詩ー』の詳しい情報はこちらから
イベント概要 Event Summary
開催日
2024年3月17日(日)
開催時間
①回目上映 10:30
②回目上映 14:00
開催場所
天理市文化センター(天理市)
料金
当日券一般:1,800円/前売り券一般:1,300円
定員
各回250人
お問合せ
海老山書店(チケット販売先)
電話:0743-62-0106
天理市文化センター
  • 住所: 天理市守目堂町117
  • アクセス: 天理総合駅(JR・近鉄)より徒歩約15分
    天理総合駅よりバスをご利用の方は、桜井方面行きにて天理市庁前下車スグ
  • TEL: 0743-63-5779