日伊国交160周年記念 大阪・関西万博開催記念
特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」
大阪・関西万博のイタリア館で人気を博した古代ローマ時代の彫刻《ファルネーゼのアトラス》が、10月25日（土）から大阪市立美術館で開催される特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」で引き続き展示されることが決まりました！
同展は、2026年に日本とイタリアが国交160年を迎えることを祝し、万博で人気を博したイタリア館の至宝が新たな友好の証として次章へ引き継ぐ展覧会となっています。
「芸術が生命を再生する」をテーマに古代から現代までの名品が並んだイタリア館の展示品を含め、人類普遍の「宇宙」「信仰」「正義」「知識」を体現する3件が厳選され、大阪市立美術館で公開されます。
日本初公開品も！イタリア館の至宝の数々
万博でアジア初公開となった《ファルネーゼのアトラス》は、重い天球を抱えるギリシア神話の巨神アトラスを象り、その天球に精緻に刻まれた星座や黄道十二宮とともに、古代彫刻の真髄を伝える極めて希少な作品。古代彫刻の最高傑作と称されます。
ルネサンス時代に活躍した画家ラファエロ。その師であり、大きな影響を与えた巨匠ペルジーノの代表作《正義の旗》は、ペルージャの宗教団体の行列のために描かれ、深い信仰心と精神性を見事に表現しています。
(C)Galleria Nazionale dell‘Umbria
また同展で日本初公開となるのが、“万能の天才” レオナルド・ダ・ヴィンチの《アトランティコ手稿》。同品は数学・天文学から植物学・動物学、さらには土木工学や軍事技術にまで及ぶ幅広い知的探求を収め、レオナルドの高い知性を余すところなく示しています。
1480-1482年頃 アンブロジアーナ図書館
(C)Veneranda Biblioteca Ambrosiana/Metis e Mida Informatica /Mondadori Portfolio.
1478年頃 アンブロジアーナ図書館
(C)Veneranda Biblioteca Ambrosiana/Metis e Mida Informatica /Mondadori Portfolio.
古代ギリシアの精神からルネサンスの創造力へと連なる人類の美と叡智の系譜を一堂に体感できる極めて貴重な機会。歴史を超えて輝き続ける傑作の数々をぜひご鑑賞あれ！