〈葛城市〉“王者の棺”も必見!古代から中世の歴史資料が並ぶ『葛城市歴史博物館』

【葛城市】葛城市歴史博物館

●かつらぎしれきしはくぶつかん

新庄町歴史民俗資料館として平成12年(2000)に開館。現在は葛城市歴史博物館として旧當麻町が所蔵していた資料もあわせて展示しています。常設展示室には古代から中世までの歴史資料や民俗資料が展示されています。

「王者の棺」と日本一リアルな「馬形埴輪」に注目!

展示室には葛城市内最大の古墳・屋敷山古墳(国史跡)の出土資料も展示されていますが、中でも注目したいのが長持形石棺馬形埴輪です。

長持形石棺は、畿内地域を中心に限られた地域首長の棺として使用されたことから「王者の棺」とも称され、令和3年(2021)3月に奈良県の有形文化財に指定されています。

屋敷山古墳出土石棺

また馬形埴輪脚部は全国でも類を見ない、日本一リアルな馬形埴輪。馬の骨格を忠実に再現しています。これまでは発掘調査の記録もなく詳細が不明となっていましたが、令和3年(2021)10月に古墳東側くびれ部付近の周濠で発見されたことが判明しました。

馬形埴輪脚部
基本情報 Basic Information
葛城市歴史博物館/かつらぎしれきしはくぶつかん
入館料: 一般200円、高大生100円、小中生50円

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