【御所市】條ウル神古墳

●じょううるがみこふん

看板が無ければ見逃してしまいそう

どんな古墳?

巨勢山丘陵の近くにある古墳時代後期の古墳で、全長60m~70mの前方後円墳または方墳とみられています。令和3年(2021)10月に国史跡に指定されました。

石室は全長15.6m以上、高さ4.2m(玄室)に及ぶ両袖式横穴式石室で、内部には長さ2.7mの刳抜式家形石棺が収められていました。この規模のものは五条野丸山古墳(橿原市、奈良県最大の前方後円墳)や石舞台古墳(明日香村)などに匹敵します。古くから存在は知られていましたが、その巨大さゆえに真偽が疑われるほどでした。

巨勢山古墳群の近隣にあり、石室や石棺の形状からこの地域を治めた巨勢氏の首長級の墓である可能性が高いとされています。現在は埋め戻され石室の見学はできません。

基本情報 Basic Information
條ウル神古墳/じょううるがみこふん
  • 住所: 御所市條312