【奈良市】奈良教育大学教育資料館

●ならきょういくだいがくきょういくしりょうかん

どんな施設?

奈良教育大学構内で平成20年(2008)に行われた新薬師寺旧境内の発掘調査で出土した遺物を中心に展示する博物館。同学構内は東半分強が新薬師寺の寺地に含まれていたと推定され、同調査では奈良時代の七仏薬師堂跡と考えられる大型基壇建物遺構が発見されています。また構内北西部にある吉備塚古墳(伝 吉備真備墓)の出土品の一部も展示されています。

施設は旧陸軍の倉庫

資料館の建物はもともと旧陸軍の糧秣庫(食糧庫)として使用されていました。奈良教育大学がある場所は明治41年(1908)から歩兵第53連隊第38連隊の駐屯地、戦後は米軍のキャンプ奈良C地区が置かれていた歴史があります。現在も糧秣庫をはじめ陸軍時代の建造物や遺構が残っています。

建物はイギリス積みで積まれた赤レンガが美しく、大小のアーチ窓が特徴的。また瓦葺きの屋根が奈良らしさを感じる建築となっています。

基本情報 Basic Information
奈良教育大学教育資料館/ならきょういくだいがくきょういくしりょうかん
  • 住所: 奈良市高畑町
  • 営業時間: 10:00~17:00
  • 定休日: 月・日曜、祝日、年末年始(12/28~1/4)
  • TEL: 0742-27-9297(同館事務室)
  • HP: https://www.nara-edu.ac.jp/siryokan/