【明日香村】鬼の俎・雪隠

●おにのまないた・せっちん

鬼の俎
鬼の雪隠

バラバラになった石室の一部分

道をはさんで存在するこの2つの巨石は、古墳の内部施設。鬼の俎が横口式石槨の基底石、鬼の雪隠は石槨の蓋石である。

明治31年より、宮内庁が欽明陵の陪冢(ばいちょう)として管理している。鬼の俎の東側で、明治10年代に二つ目の俎石が出土しており、一墳丘二石槨の合葬墓とも考えられている。

むか~し昔、鬼が霧を出し旅人を捕らえ、俎の上で料理し、雪隠(トイレ)で用を足したと伝えられたことから、この名がついたとされる。雨の降る霧がかった日は要注意…?
鬼の雪隠(後方)
基本情報 Basic Information
鬼の俎・雪隠/おにのまないた・せっちん
  • 住所: 高市郡明日香村野口