〈御所市〉“神の降る里”奈良県御所市に伝わる高天原伝説『高天彦神社』

天孫降臨の舞台「高天原」は奈良にあった?

奈良県と大阪府の県境にまたがる金剛山。その東麓に位置する台地に鎮座する『高天彦神社』は古代、葛城地域を統治していた豪族「葛城氏」の最高神である高皇産霊神(たかみむすびのかみ)を祀ります。

本殿の背後にある「白雲峯」という円錐状の山がご神体で、社殿ができる以前は山中の聖林にご祭神を鎮め祀っていたといいます。本殿左手には磐座が鎮座しています。

主祭神「高皇産霊神」は最初に出現した三柱の神さまの一人で、万物の生成・育成の神と言われています。また瓊々杵命(ににぎのみこと)が高天原から降臨する際にその命令を下した神としても知られています。

このことから、太古から高皇産霊神を祀ってきたこの地こそ天孫降臨神話の舞台である神々が住まう地『高天原』ではないかという伝承が残されています。

基本情報 Basic Information
高天彦神社
  • 住所: 御所市北窪158
  • 駐車場: あり

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