HOME > 特集 > モデルコース > 〈奈良市〉実は奈良発祥! 「饅頭」を巡る旅

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Narakkoスタッフおすすめのお散歩コースをご紹介♪

歴史と文化あふれる古都・奈良。酒、うどんなど「奈良発祥」とされるものが多く存在する。今回は、そのうちのひとつ、饅頭について巡る旅へ行ってきた。

【歩行距離:約5km】

START

近鉄奈良駅

❶ 林神社

日本で唯一、饅頭の祖神を祀る神社。御祭神は林浄因命、田道間守命。
室町時代、中国で修行していた禅僧・龍山徳見の弟子として付き従い、日本へ渡ってきた林浄因が奈良のこの地に居を構え、饅頭を広めたという。
毎年4月19日には、菓業界の繁栄を祈り全国の製菓業者から銘菓が奉納される「饅頭祭」が催される。

全国から奉納された饅頭
宮司 梅木春興さん
境内にある橘の木

❷春日大社<神饌「餢飳」のルーツ>

御創建時から現在に至るまで、毎月1・11・21日の旬祭や3・5・7・9月の年4回の節句祭などの際、神事の度に神職手ずから餢飳を作り献上している。 朝から夕方までほぼ1日かけて作られるのだそう。 「二梅枝(ふたつばいし)」や「高糫(たかまがり)」など6種の神饌が今でも作られており、それらを総じて「餢飳(ぶと)」と呼ぶこともあるのだとか。
神饌餢飳/ 米粉で成型し、ごま 油で揚げられている

【てんびん棒で担いだ荷茶屋】
『吸付煙草無用』と書かれている。境内の清められた水・火を用いて茶菓子をふるまっていたため、煙草の火や煙は穢れのもととされた

火打焼/
餢飳を模して作られたとされる餠菓子。江戸時代に春日大社の参道でてんびん棒に茶釜と茶箱をかけた「荷茶屋」で、赤膚焼の「火打皿」にのせ参拝者にふるまわれた。現在は『千代の舎竹村』で期間限定でのみ作られている(1個税込175円)

千鳥さん所有の 火打皿(明治〜昭和初期)
権祢宜 千鳥祐兼さん

❸ 夫婦大国社

日本で唯一、夫婦の大国様を祀り、家内安全・縁結びの神様として名高い御社。御祭神は大国主命、須勢理姫命で、須勢理姫命は手に杓字を持っていることから、絵馬の代わりに杓字を奉納する習わしがある。良縁を願って杓字を奉納(杓字・小300円)。

水占い 300円

❹ 萬々堂通則

春日大社が唯一 「ぶと饅頭」の製造を認める

江戸時代後期に創業、約200年続く和菓子屋。「ぶと饅頭」の製造を春日大社から唯一認められた由緒ある店。「ぶと饅頭」は同社の神饌・餢飳を参考に現代風に創ったもので、小豆のこしあんを包んだ皮を油で揚げたもの。

ぶと饅頭 1個 216円
店主の河野通輝さん

❺ 千代の舎 竹村

林浄因ゆかりの「奈良饅頭」、春日大社ゆかりの「火打焼」を扱う

1701年創業、300年以上と奈良で最も歴史のある老舗和菓子店。
名物の「奈良饅頭」は、林浄因らが広めた奈良饅頭に、砂糖や蜂蜜などの近代風味を加えて作ったもの。林の印がある方が黒あんで、鹿の方は白あんの2種類。

奈良饅頭 1個175円
店主の 竹村 正さん
GOAL

近鉄奈良駅

日本で唯一の饅頭の御社が、こんなに近くにあったなんてと驚き。
取材は饅頭祭の前の忙しい時期にお邪魔してしまったにもかかわらず、とっても気さくにたくさん貴重なお話を聞かせてくださった梅木宮司、ありがとうございました!
奈良の歴史についても改めて学べて、由緒ある饅頭も食べられて、幸せいっぱいな旅でした。

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