【奈良市】春日大社

●かすがたいしゃ

1250年以上信仰されてきた春日神社の総本宮​

神護慶雲2年(768)、称徳天皇の勅命によって左大臣・藤原永手らが神山である御蓋山(みかさやま)に社殿を建てたのが始まり。藤原氏(中臣氏)の氏神である武甕槌命や天児屋根命など、四神を祀る。

一間社春日造の本殿は文久3年(1863)のものだが、式年造替によって古い形が守られており、全国に広く分布する春日造の代表例として国宝に指定されている。

朱塗りの鮮やかな南門(重文)から続く回廊には釣燈籠が隙間なく吊るされており、節分と8月の中元万燈籠の際にはそれらに火が灯されて幻想的な光景を見ることができる。

本殿や南門以外にも中門や廻廊など多数の建造物、社宝が国宝、重要文化財に指定されている日本有数の神社。境内は史跡名勝記念物。

若宮社(撮影:桑原英文)
干支絵馬 500円(画は絹谷幸二氏)
20年に一度の式年造替を終え朱も鮮やかな若宮(御本社から南へすぐ)。若宮様は文殊菩薩を本地仏とする知恵の神様なので、卯年の今年は御本社と合わせ、ぜひお参りしよう。
干支土鈴 1,000円
干支の一刀彫(大)12,000円
基本情報 Basic Information
春日大社/かすがたいしゃ