〝宇陀と言えばブルーベリー〟というほど有名な果実
おいしい上に、ビタミンC、E、ミネラルや食物繊維を豊富に含み、特に抗酸化作用が強いアントシアニンを含むブルーベリー。大宇陀を中心とする宇陀市は近年関西でも有数のブルーベリー産地として知られています。そのブルーベリーのペーストをたっぷり混ぜ込んだ『ブルーベリーソフトクリーム』はまさに鮮やかな青紫色。
ミルクのなめらかな舌触りとともに爽やかな酸味と甘み、そして香りが広がります。クリスピーコーンの香ばしさも手伝って、あっという間にペロリ。そのあとくちはさっぱりとして、清涼感に満たされ、ブルーベリー効果を期待しちゃいます。
日本最古の薬の町・大宇陀。
ご当地産「吉野本葛」を使ったソフトクリームも人気！
阿騎野（現大宇陀）は古の狩猟地であり、薬狩りが行われたことが『日本書紀』に記されています。男性は強壮剤となる鹿茸という若い鹿の角を狩り、女性は薬草を摘んだとされます。薬草と深い縁があるこの地では、葛根から葛を採り続ける老舗があり、葛も名産です。
葛根には発汗・解熱作用、血流促進、滋養強壮などの効能があり、風邪の初期症状や肩こりなどに処方される漢方薬としても知られており、「吉野本葛」の商標を入れられるのは、葛100％のものだけです。
薬の町ならではの『吉野本葛ソフトクリーム』も、独特のなめらかさで『ブルーベリーソフト』に次ぐ人気です。二つ丸ごと食べるか、二人でシェアして両方味わう手もありかと。
／ (右)吉野本葛ソフト
- 【MENU】
- 大宇陀ブルーベリー ソフト 400円
- 吉野本葛ソフト 400円
足湯と採れたて野菜直売所とレストラン併設
館の横には天然温泉の足湯コーナー（無料）があり、散策に疲れた足を休めるのにもってこい。地元で育てられた野菜や果物、その加工品や生花などの販売所が隣接し、それが目的で道の駅に寄る方も多いようです。
また、主に地元産の肉や米、野菜、調味料を使った料理を提供する食事処「れすとらん 甘羅」も併設されていて、重宝します。
重伝建保存地区「宇陀松山」散策と天然温泉あきののゆのセットも◎
道の駅「宇陀路大宇陀」から一歩東には南北に松山地区という重要伝統的建築物群保存地区（2006年選定）の古い町並みが南北に広がっています。享保年間から続く薬草園をはじめ、老舗の和菓子屋、造り酒屋、奈良漬屋などに加えて、古民家を活用した新しいカフェなども混在。往時をしのばせる街並み歩きが楽しいスポットです。
また、ちょっと離れてはいますが、西へ徒歩13分のところには天然温泉施設「あきののゆ」があります。各種お風呂に屋内外にバーデゾーン、食事処も備えるほか、RVパークもあるのでオートキャンプもできます。
