
去る2025年12月10日に、奈良市立伏見南小学校の2年生6名が、生活科「町たんけん」の校外授業で、読売センター奈良西ノ京(奈良市宝来3丁目)を訪問。新聞販売店の仕事を見学体験しました。今年で2回目となります。
前半は、児童から店長の白石優さんへのインタビューです。
最初に「どんな仕事ですか?」という質問には、「新聞を届ける仕事です。集金して読者を増やす活動も。最近では、電球の交換や草刈りといった困りごとを助ける「便利屋」の仕事もしています」と白石さん。
「どのように配達しますか?」という問いには、「朝刊と夕刊で1日2回、20代から70代のスタッフが新聞にチラシを折り込み、バイクや自転車に積んで配送します。朝刊は、販売店に深夜1時頃に到着。5時半までに届けます。夕刊は午後1時くらいに到着。16時半までに届けます」と詳しくレクチャーしました。


最後に「うれしいことは?」という質問には、「やっぱり“ありがとう”といってくれること。暑い夏には『熱中症に気をつけて』と声をかけてくださったり、『どこに相談すれば良いか困っていたので助かったよ』と言ってもらえたり。そんな声が一番の喜びですね」と白石さん。
ほかにも「新聞はどうやって作られる?」「新聞の値段は?」「忙しい時期は?」といった質問も。白石さんの回答を、児童たちは熱心に耳を傾けながらメモをとっていました。
後半は、チラシの折り込み作業を実体験しました。
チラシを2つ折りにする専用の機械に通してから、折られたチラシを新聞に挟んでいきます。みな真剣なまなざしで、集中して体験しました。
続いて、雨の日にも新聞が濡れないようにする、袋詰め作業を行いました。新聞を一部ずつ専用の機械に通すと、一瞬にしてビニール袋に梱包される様子に、子どもたちはびっくり!?



中西かなと(8歳)君は、「とても楽しかった。特にビニール袋に詰めるのが面白かった。お仕事とても大変だと思いました」と感想を教えてくれました。
最後に、YC奈良西ノ京から、来年のカレンダーとキーホルダーが児童らにプレゼントされ、校外学習は終了しました。
「小学生の真っすぐで無邪気な表情を見ると、こちらが元気をもらえます。私たちの仕事は、ただ新聞を届けるだけじゃない、信用と信頼を提供する仕事です。約束ごとは必ず守り、顔を見ての対話を大切にしながら、地域で困っている人のお力添えができれば。子どもたちにも、少しでも知っていただくきっかけになればうれしいです」と白石さんは感想を述べてくれました。
