宗派を超えた女性僧侶の歌あり落語ありトークありのひととき『尼僧フェス』 参加型イベント コンサート・公演 講演会・講座 2026.2.6 やーさん 尼僧フェス 2026年1月31日(土) @淨教寺笑って、語って、歌って、分かち合って、共に導かれました♪ 宗派を超えた女性僧侶の歌あり落語ありトークありのひととき 1月31日、淨教寺(奈良市上三条20)で、仲良し尼僧4人による「新春特別企画 尼僧フェス」が開催されました。出演したのは、落語家で天台宗道心住職の露の五九洛さん、真宗佛光寺派大行寺住職の英月さん、浄土宗西迎院副住職の光誉祐華さん、浄土真宗本願寺派教恩寺住職のやなせななさん。 4人はそれぞれが宗教活動と同時に落語家やライター、シンガーソングライターなどとして活躍中で、日頃から交流のある仲良し組。宗派を超えてご縁を結んだ4人が、「折角のご縁だから、共に仏さまの教えを分かち合えるイベントができたらいいな」と同企画開催の運びとなったそうです。 会場の淨教寺は浄土真宗のお寺で、やなせななさんと親戚筋というご縁。その本堂には定員の100人を超える老若男女が遠方の他府県からも大寒を押しての参加。 軽妙な語りや歌に信仰の本質をさりげなく散りばめて トップバッターは、愛$菩薩として歌と法話の伝道ライブを続けている光誉祐華さん。つるんと美しい剃髪の頭は「ジレット5枚刃を使ってるんです」と笑わせてから、「月影の至らぬ里はなけれども眺むる人の心にぞ澄む」と法然上人の和歌をメロディーに乗せた『月影』を涼やかな声で披露。 二河白道が描かれたタペストリーの絵解きをした後、自身の作詞による『白道』(グルーヴあんちゃん作曲)を歌われました。 次は真宗佛光寺派大行寺住職の英月さん。銀行員を経て渡米、テレビCM出演、ラジオのパーソナリティーなど在米10年のユニークな経歴を持ち、帰国後も情報報道番組出演や新聞コラム執筆などメディアでも活躍中の方です。 アメリカ人の初訪日ツアーの案内にあたり「仏教って何?」と訊かれたことを切り口に、三段、いえ五~六段論法で阿弥陀様(A-mita)=命の真実(無量寿/量ることのない命を頂いている)と、ジョークを交えつつわかりやすい論法で、仏さまが捉われから〝解放〟してくれると導かれました。 「この道もあの道も行き詰った もう道がないと思うけど 行き詰まるのは私のその思い 道は必ずある」という標語のほか、話題となった自作の標語「しわも白髪も老眼も すべて老化と言わないで 私は今も成長中」で締めて会場を沸かせました。 4人そろっての仲よしトーク後に ななさんライブと落語「地獄めぐり」 休憩を挟んで4人が一緒に登場。それぞれの出会いのなれそめとか尼僧であることでのちょっとしたエピソードや本企画実現の経緯などがにぎやかに語られた後は、シンガーソングライターとしてお寺コンサート等で活躍中のやなせななさん。 お経のような歌なので大好きという『夕焼け小焼け』を、あたたかく包み込むような声で歌ってから本論に。自身のがん体験や、若き友の死に際した折のことを語り、その友へ捧げた曲『あかつき』を歌われました。会場では、目元をぬぐう姿もちらほら見受けられました。 「宗教は敬遠されがちですよね。でも大きなあたたかいもの、命みたいなものに包まれて生かされているような気持になることが宗教なんだろうなと思います」と結び、親鸞聖人の『恩徳讃』の歌で締めくくられました。 トリは、落語と仏教の二刀流で活躍中の露の五九洛さんが登壇。開口一番「実は私、落語のプロなんですけど、アマ(尼)なんです」と爆笑させ、また「みんなが幸せになるお寺」=天台宗道心寺を開山したことを話し、そのローン返済に協力のためにも著作の購買をと拝み、またまた笑わせました。 枕でも奈良界隈の情報を取り込んだいくつもの小噺で笑いを取り、本篇の『地獄めぐり』では、仏教にまつわる落語が面白おかしく語られ、会場内は何度も「クスクス!」「クスリ!」「ワッハッハ‼」と、笑いの渦に包まれました。 親しみやすい関西弁の法話、笑いながら耳を傾けました 歌に話、落語というそれぞれの形で、宗派の特色を生かしながらも、それにとらわれない仏法の伝導でした。難しい言葉は使わず、しかもドが付くほどの関西弁で親しみを込め、誰もがわかりやすい内容の法話LIVE。 「4人それぞれが味わっている仏法を、わかりやすくお伝えすることと、仏教に縁が深い人もそうでない人とも、みんなで楽しく分かち合いたい」との思いが結実した尼さんフェス。 「こんなに笑っていいのかしらと思うほど楽しかった」「日頃は熱心な門徒じゃないけど、こんな話ならいつでも聴きたい」「またぜひ企画してほしい」等々、話されながら会場を後にされた方々、皆さん、とってもいいお顔でした。