二十四節気|清明

二十四節気でめぐる奈良の風景

「奈良折々 NARA-ORIORI

悠久の歴史と文化が息づく古都・奈良では、1年を通じて変化に富む自然の風景、長い歴史文化に基づく数多くの祭礼や行事、旬の食材に恵まれています。そんな四季折々の「奈良」を二十四節気ごとにご紹介いたします。

「二十四節気」とは...

古代中国でつくられた季節の区分法で、太陽の動きにあわせて1年を24に分けたもの(一つの節気は15日程度)。季節の訪れをひと足先に察知することができ、天候によって左右される農作業の指針として今でも使われています。 そして、二十四節気をさらに3等分し、季節の風物を表したものが「七十二候」。 それぞれに美しい名前が付けられており、四季よりも細かな季節を文字でも楽しみ、感じることができるのです♪ (今では新暦(太陽暦)が使われているので、現代の四季と二十四節気による四季には少しずれがあります)
二十四節気

清明せいめい

4月5日~4月19日頃

清明とは「清浄明潔(せいじょうめいけつ)」を略した言葉で、春の清らかで生き生きとした様子を表しています。春の穏やかな日差しが自然界全体に満ち溢れ、心も体も晴れやかな気持ちになりますね。

七十二候:第13候

玄鳥至
(げんちょういたる)

4月5日~9日頃

ツバメが南の国から飛来する頃。 日本に夏鳥として飛来し、冬は南へ去ることから、つばめの訪れは本格的な春と農耕シーズンの始まりの象徴とされています。
Photo:「ツバメ(天理市)」©林智美
七十二候:第14候

鴻雁北
(こうがんきたす)

4月10日~14日頃

冬を過ごしたガンが北の国へ渡去する頃。 春に飛来し秋に去るつばめと対をなして、ガンは北シベリアへ向けて群れをなし、連なり飛び去っていきます。
Photo:「春の沈下橋(沈み橋)『大城橋』(斑鳩町・河合町)」 © 澤戢三
七十二候:第15候

虹始見
(にじはじめてあらわる)

4月15日~19日頃

雨上がりに鮮やかな虹が見え始める頃。 このあたりの季節は夏にかけて大気の状態が不安定な日がつづき、夕立が多くなり、冬に比べて多くの虹が現れやすくなります。 「虹」を意味する漢字は、虹のほかに蜺(げい)、蝃(てい)、蝀(とう)など、みな虫偏がつきます。古来中国では、虹を大きな蛇とみなす考え方もあり、虫偏がつくのもそのせいかもしれません。
Photo:「ふたつの架け橋(三郷町)」 © 澤戢三

春分の奈良

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奈良の桜スポット

平群町の福貴畑地区、斜面一面に桃、紅白モクレン、レンギョウ、サンシュユ、ボケ、ツバキ、桜など、春の花が咲き乱れます。

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