天ぷら はっとり
/奈良市
日本料理の技術をかけ合わせた天ぷら
京都祇園『丸山』や奈良市富雄の『和 あすか』などの料亭で、あしかけ20年間、技を磨いた和の職人が独立。場所は、JR奈良駅から南東へ徒歩10分ほど、大通りから1本筋を入った隠れ家的なお店。
メニューは、8,800円のコースのみ(要予約)。旬を感じる八寸に始まり、メインの天ぷらは、生け簀から取り出した新鮮な車海老を筆頭に、季節の食材を使ったおまかせ12品。天ぷら油にもこだわり、綿の種から抽出した希少な「綿実油」を使用。口当たりが軽く、素材の味をしっかり感じられる。
専門店ならでは、一風変わった天ぷらも提供する。「大根おろしの天ぷら」は餡がかかっていて崩していただく(日本料理のかぶら蒸しを応用)。「イサキの天ぷら」は、酸味の効いた胡瓜おろしをかけてさっぱりと。「鰻の天ぷら」は生の鰻を血抜きして数日熟成させて揚げることで、泥臭さが抜けて脂の乗りがしっかり感じる。運が良ければ、吉野の猟師から直接仕入れたジビエ肉「鹿肉の天ぷら」もいただける(いずれの食材も入荷次第で変わる)。
最後に、天ぷらの茶漬けと、シャーベットで締める。予想以上にボリュームがあるので、申し出れば、量を調整してもらえる。
「これまで培ってきた日本料理の技術をかけあわせた天ぷら料理を提供していきたい」と店主の服部さん。
カウンター6席、1日2組限定なので、予約はお早めに。

- 【MENU】
- 天ぷらコース 8,800円
- ※食材は季節・入荷状況によって変わります




