農家さんが、儲かるような手助けをしたい!
最新の農業資材を取り入れて、新たな農業ビジネスの可能性を探る

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 愛栽家族の「良質で丈夫な野菜苗と花苗」。これらの生産を担うのがグループ会社の農業法人「株式会社愛栽家族 燦燦ファーム」だ。しかし実態は、苗の栽培だけではないらしい…。園芸店が手がける新たな農業ビジネスとは?? 代表の河本知樹さんに、お話しを伺いました。

後列中央が、河本代表

農業法人「燦燦ファーム」の設立経緯について 

 愛栽家族の強みである「良質で丈夫な苗の自社生産」を拡大していく中で、父である前会長の意思で、別会社を立ち上げました。当時、農業による売上が半分以上ないと、農地取得(土地購入)ができませんでした。愛栽家族の運営母体である株式会社アグロス・カワモトは小売業なので、農地は借りることはできても買えなかった。農地取得しないと、大きなハウスも導入できないし、国の補助金等も積極的に活用できません。そのような背景から、令和元年(2020年)の8月1日に法人化しました。

<事業内容1>愛栽家族で販売する「丈夫な苗」の生産

 まずは、愛栽家族で販売している「良質な苗」の生産を担っています。自社農場は全体で約1.5ヘクタール。うちハウスは15棟6,000平米ほど、露地栽培は8,500平米あります。春には野菜苗、秋にはパンジー・ビオラ苗を中心に、年間200種類以上、70万ポットの苗を生産しています。
 苗のこだわりは、品質の良い培土と肥料を使って、株間を十分に確保し、時間をかけた成苗仕立て。本来ノウハウが要る水やり(潅水)も、スタッフ間で情報共有を行っています。さらに店頭で減った分だけを毎日農場から出荷しているので、苗が新鮮で元気。もちろん品種選定もこだわっています。これにより丈夫で植え痛みしない苗を提供しています。

ハウスでの栽培
すくすく育つ苗

<事業内容2>最新の農業資材の検証

 2つ目は、最新の農業用資材の検証です。我々は元来、肥料屋ですから、顧客である近隣農家さんとの結びつきが強い。お客様との日々の会話で、栽培や資材に関する悩み・相談を伺っています。
 例えば、夏の猛暑など異常気象で、従来の栽培方法だと植物が育たなくなっている。そこで注目されているのが「バイオスティミュラント資材(通称BS資材)」です。植物に刺激を与えて本来の免疫力や成長力を向上する「植物刺激剤」のことで、高温や乾燥のストレスにも強い効果があります。農業先進国のアメリカやヨーロッパを中心に、数多くのBS資材が販売されていますが、いったいどれが良いかわからない。

 だから私たちは、積極的に自社農場で使ってみて、中身の検証を行います。そして良かったもの、おすすめの資材を、農家さんやお客さんへ提案するようにしています。メーカーや業者から新商品の説明は受けたが、使ったことないから、よくわからない…。これではあまりにも無責任。プロとして失格です。実際に使ってみて、商品の良し悪しを正しく理解することで、説得力のある言葉が生まれます。
 愛栽家族ではグループ全体での研修会(農場見学会)を不定期に開催しています。農場スタッフから店舗スタッフに向けて、栽培ノウハウを伝える場を設けて、スタッフ全体の知識レベルの向上にも役立てています。

『バイオスティミュラント』資材
研修会のようす

<事業内容3>青果物の生産

 3つ目は、野菜や果物など農産物の生産です。夏野菜はカボチャ、ピーマン、きゅうり、ナス、スイカ、トマトなど。冬野菜は、白菜、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなど。高品質な土と肥料、最新の資材を使って、1年通じて多品種を栽培中です。最近では高収益のイチゴ、サツマイモにも注力。収穫物は「愛栽家族の店舗」や「旬の駅ならやま」の直売所で販売しています。「やっぱり愛栽家族さんが作るものは良いよね」と言われる高品質な青果物を目指したいです。今後は、レストランさんにも直接販売できれば良いですね。
 ただし私たちは、生産者という立場ではありません。農地を拡大して、大規模経営で収穫量を増やそうという考えはありません。あくまで、高収益かつ高品質な作物の栽培ノウハウを得ることと(栽培過程での資材の検証含む)、新たな農業ビジネスの付加価値や可能性を探ることを目的としています。 

イチゴ
白菜

農業における課題はどう考えていますか?

 日本の農業は、今大きな転換期を迎えています。農家の多くが後期高齢者となり、農業従事者も減少の一途。遊休農地は荒廃地となり、土地が空いてくる。異常気象による収穫量の減少、価格高騰、食料危機の問題も。そして人手不足を補うために、AIやテクノロジー(技術革新)がどんどん進化しています。これからの農業は、新しい技術を取り入れないと、生産性も上がらないし食べていけない。私たちも、これらの技術を日々積極的に取り入れて、顧客である農家さんへ良い提案ができないと、時代に乗り遅れますし、農家さんへの手助けにもなりません。

 また未来の担い手、人材も大切です。特に、マネジメントできて仕事に取り組む意欲あるリーダーの育成です。夏は猛暑で、冬は寒いのが農業。そして他業種に比べると残業代も低い。今の若い人たちは、会社のビジョンだったり、福利厚生だったり、職場環境だったり、そういったものを重視します。だから、募集をかけても人が集まりにくいのが現実です。今まで家族経営が主体だったものから、一般の人を雇用することへとシフトするには、そういった環境やビジョンづくりも大切です。またSNSなども積極活用することで、私たちの想いを広く知ってもらう努力も重要だと思います。

今後の目標は?

 燦燦ファームで、実際に作物を育てて分かったこと。それは、持続可能な形で、農業のみで儲かるのはとても大変なことだと実感しています。我々は商い(小売り)が主事業ですので、生産者さんから「愛栽さんは本業があるから、農業単体では儲けなくてよいよね」と思われがち。しかしそれは違います。農家さんの役に立つ、見本となるモデルになるためには、農業単体でしっかり儲かる仕組みが大切私たちは、農家さんが儲かる手助けをしたい。農家さんが儲かれば、ひいては資材を提供する我々も潤うことに繋がります。農家さんの生産性を上げる、収益を上げるお手伝いをすること。燦燦ファームは、そこを目指したい。

 そのためには、いろいろなことに果敢にチャレンジしたい。例えば、肥料と資材にこだわり、自社農場で作った新鮮でおいしい野菜や果物を使った「キッチン事業」も検討中です。いわゆる6次産業化です。加工品やサラダ、惣菜などを、近隣住民や愛栽家族のお客さまにも販売できたらと考えています。チャレンジすることで、農家さんの新たな展望につなげていけたらと考えています。

 今後も、愛栽家族を運営する「アグロス・カワモト」の小売業と「燦燦ファーム」のアグリ事業の両輪で、さまざまなことにチャレンジしていきたいですね。

<スタッフ募集中>
愛栽家族では現在スタッフを募集中。植物が好きな方、農業に興味ある方は問い合わせしてみては。
https://aisaikazoku.com/recruit.html

取材協力:株式会社 愛栽家族燦燦ファーム

※本コンテンツはプロモーション記事です

基本情報 Basic Information

AISAIKAZOKU 愛栽家族【ならやま店】/あいさいかぞく
  • 住所: 奈良市佐保台2-3576-1
  • 営業時間: 3〜10月 9:30〜18:00、11〜2月 9:30〜17:00
  • 定休日: 火曜
  • 駐車場: あり
  • TEL: 0742-81-8741
  • HP: https://aisaikazoku.com/
  • SNS:
AISAIKAZOKU 愛栽家族【精華店】/あいさいかぞく せいかてん
  • 住所: 相楽郡精華町北稲八間角田4-1
  • 営業時間: 3〜10月 9:00〜18:00、11月〜2月 9:00〜17:00
  • 定休日: 火曜
  • 駐車場: あり
  • TEL: 0774-98-0616
  • HP: http://aisaikazoku.com/
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