HOME > 暮らし > 雑学 > 福祉から生まれる素材の魅力を伝えたい! 橿原市で「福祉の素材展II」開催

2022年4月22日(金)~25日(月) グッドモーニング坊城にて

障がい者応援くらぶ「なないろはあと」が企画

 2022年4月22日から25日の4日間、橿原市の古民家カフェ「グッドモーニング坊城」の敷地内にて、福祉の素材展Ⅱが開催され、県内外の約20の福祉施設で作られたフェルトボール、さをり織り、紙すき、木綿といった手芸用の素材および、その素材で作られたアクセサリー、バッグ、小物類などの作品が展示販売された。

 イベントを主催するのは、障がい者応援くらぶ「なないろはあと」の吉元ひとみさん。障がいのある方に仕事とやりがいを提供し、生活の向上と居場所の充実を目指す活動を10年間続けている。

 きっかけは知的障がいのある自身の息子が社会と関われることがないかと探していたところ、偶然出合ったのが、息子が中学の時に針で刺して作った羊毛フェルトのネズミのマスコットだった。それから、形を単純化させて息子と一緒に作ったフェルトボールは、お世話になった学校の先生に配ると大変喜ばれた。ならば息子と同じ障がいのある人にフェルトボールを作ってもらうのはどうか、さらに福祉施設に仕事として依頼することを吉元さんは思いついた。

吉元さんのフェルトボール作品
フェルトボールで作ったブローチ

 仕組みとしては、まず福祉施設で原料の羊毛を購入してもらい、福祉施設でフェルトボールに加工。そのフェルトボールを今度は「なないろはあと」が買い取り、商品に使用したり、素材のまま販売したりする。もちろん、始めたばかりの施設には、フェルトボールづくりのレクチャーもしっかりと行う。現在は約10もの福祉施設が協力し、フェルトボールづくりを行っている。

「キレイに丸めるのは技術がいる。だから美しいフェルトボールは高く買い取ります」と吉元さん。フェルトボール以外には、さをり織りなどの販売代行、作家とのマッチング、商品の組み立て、パッケージなどの事業も行っている。

さをり織りの生地
さおり織りの生地で作った刺繍作品

「かわいい!と感激して買ってくださるのが一番。事業所さんも喜ばれます。どれも魅力ある商品ですが、販売する場所、知ってもらう機会が少ないので…。こういう出口を作るのが私の仕事。作り手と消費者をつなぐ機会を今後も増やしていきたいですね」と吉元さん。

 会場を提供したグッドモーニング坊城のオーナー、吉田哲三さんは「吉元さんの活動は、作られた福祉じゃなく、自分たちで作り上げた福祉。そして息子さんへの愛に溢れています」と語った。今後もできることがあれば協力していきたいという。

吉元ひとみさん
グッドモーニング坊城

 なないろはあとでは、マルシェやワークショップの企画を今後も予定している。毎年3月と9月には、サンタウンプラザすずらん館へ出店。6月と12月には輪和建設のモデルハウス(大和郡山市)にて「木のおうちマルシェ」を開催。詳細はHP、Facebook等で確認を。

フェルトボール作りを体験してみませんか?

個人や事業所で仕事として取り組みたい、レクリエーションとして楽しみたいなど、ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

問い合わせ

障がい者応援クラブ なないろはあと

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