イベントを主催するのは、障がい者応援くらぶ「なないろはあと」の吉元ひとみさん。障がいのある方に仕事とやりがいを提供し、生活の向上と居場所の充実を目指す活動を10年間続けている。
きっかけは知的障がいのある自身の息子が社会と関われることがないかと探していたところ、偶然出合ったのが、息子が中学の時に針で刺して作った羊毛フェルトのネズミのマスコットだった。それから、形を単純化させて息子と一緒に作ったフェルトボールは、お世話になった学校の先生に配ると大変喜ばれた。ならば息子と同じ障がいのある人にフェルトボールを作ってもらうのはどうか、さらに福祉施設に仕事として依頼することを吉元さんは思いついた。