〈奈良市〉船橋通り商店街で打ち水大作戦

通りに涼を呼び込み!

奈良市の「船橋通り商店街」で7月26日、打ち水大作戦が行われました。これは船橋通り商店街協同組合(横田好弘理事長)が、地域住民や隣接する奈良県立大学の学生、自衛隊、奈良県警などの協力を得て続けている恒例イベントで、今年が10年目とのことです。

あなたのひとまきでヒートな船橋通りをクールな商店街に

その日も36度を超す猛暑でしたが、午後3時、同商店街協同組合事務所のある船橋フロムワンビルの前に集まった方々約40人が、一斉にひしゃくで通りに打ち水をしました。皆さんバケツからひしゃくで水をすくってはまいていました。
通りのアスファルトは熱く焼け、もわぁ~とした熱気に包まれていましたが、弧を描くようにまかれた水があたりの空気を冷やしながら通り一面を濡らし、それが功を奏して一抹の涼風が吹きました。

奈良市観光大使の川井聖子さんや、イベント企画の〈一社〉愛FLORAの前川美奈代表理事は、涼やかな浴衣姿で駆け付け、また自衛隊奈良地方協力本部のマスコットキャラクター「うみしかくん」のセーラー服も涼を添えました。

打ち水に使われた水は、風呂の残り湯やためておいた雨水を活用するので、「天然の涼でエアコン節約と水の再利用にもなっていますから〝エコエコな涼〟です」と同理事長。

皆さん子どもが水遊びに興じるかのような笑顔で打ち水/左から三条通ショッピングモール理事長の松山和央さん、奈良市議の鍵田美智子さん、1人おいて同商店街顧問の中川崇県議

恒例行事を通じて地域住民が交流

同商店街は活性化活動が盛んなことで全国的にも珍しいところ。「奈良の商店街も徐々に元気がなくなり、減っていく一方。それを活性化し、治安・防災にもつなげていくには、お互いの活発なコミュニケーションが必要です。うちでは地域はもとよりあらゆる人を巻き込んでこうしたイベントなどを通じて交流を図っています」と同理事長。猛暑の中、集まった人々をうちわや冷たいお茶・塩飴などでねぎらいつつ、最近の組合活動の課題や取り組みを話してくださいました。

TEL:0742-23-5202(船橋通り商店街協同組合理事長・横田)

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