〈奈良市〉手づくりおむすびと一汁三菜 食べてほっこり、場にほっこり(おむすび処 和が家) 2024.4.5 やーさん レトロ感漂う船橋通り商店街で心なごむごはん 近鉄奈良駅と新大宮駅のほぼ中間点を南北に貫く船橋通り商店街。40年前には140もの店が軒を連ね大賑わいを見せましたが、近鉄奈良駅の地下化による油阪駅の廃止により、人の流れが変わり廃業する店も続出しました。 ただ、パン屋、仕出し屋、履物屋、時計店、家電店など昔ながらの店舗が点在する通りのその落ち着きを求めた出店も相次ぎ、現在では新旧40店舗あまりが営業するレトロモダンな商店街として新たな注目を集めています。 昭和レトロを感じる船橋商店街から花の佐保路へ 昭和の面影を残すレトロな商店と新店が仲良く混在する通り... 詳細を見る≫ 稼働わずか9年の“幻の鉄道” 『大仏鉄道』 「大仏鉄道」こと関西鉄道大仏線は、1898年4月19日に開通した、加茂駅~大仏駅間の約10㎞を走った鉄道路線... 詳細を見る≫ 新しい店主さんは若い人が多く、八百屋さん、フレンチレストラン、ごはん屋さん、メガネ屋さん、本屋さん、焼き菓子店等々ですが、そのほとんどが〝ココロとカラダにやさしい〟を土台として営まれていることです。 「おむすび処 和が家」さんも然り。昨秋大学4年生で開業した店主さんは、今春卒業して保育士・幼稚園教諭免許を取得。将来は子どもや家族支援の道に進みたいと願って始めたのだとか。「お客様に落ち着いた時間を過ごしてほしくて、この商店街に来ました」とのことです。 船橋通り商店街 JR・近鉄奈良駅周辺から少し外れていますが、開店半年で早くも3~4割のお客さんがリピーターだそうです。中には遠く広島や名古屋から何度もいらっしゃったり、土日曜の朝は開店前から行列ができたりとうれしい悲鳴を上げられています。 ほっこり空間でおむすび+一汁三菜 小さなお客様も大歓迎 店内は カウンター6席と奥の小上がりに7席。小上がりには待ち時間でお子様を退屈させないよう、おもちゃや絵本なども置かれています。小さなお子様用には『お子さまセット』600円も。 人気の定番はおむすび2個に具だくさん味噌汁と小鉢3品が付く『一汁三菜セット』と、小鉢3品がだし巻きに代わる『だし巻きセット』各1,000円。お米は北海道産「ゆめぴりか」、体に優しいこだわりの塩や味噌を使っています。おむすびの具はレギュラー10種、期間限定ものも時折登場します。 優しい味付けプラス店主のステキな笑顔で、おなかも心もほっこり満たされるという感じです。 一汁三菜セット 1,000円 だし巻きセット 1,000円 【MENU】 おむすび(10種+α) こだわり塩200円、その他250円 一汁三菜セット・だし巻きセット 各1,000円 ★おむすびのテイクアウトOK(事前予約を) おむすびやうどんの単品メニューあり 待ち時間は「ほんの入り口」で? セットもののほかに、おむすび(200円~)やうどん(300円)、みそ汁(ミニ200円)の単品もあり、組み合わせ自由です。ただ、一人で営業されているので、テイクアウトは予約がベター。もし待ち時間が必要となった時は、徒歩1~2分のところにある「ほんの入り口」という小さな書店をのぞかれてみるのもオススメですよ。 レトロな商店街に小さな本屋さんオープン 奈良市の「船橋通り商店街」に新たな潮流... 詳細を見る≫