〈大和高田市〉すき焼きレトルトが話題の奈良県・高田商業高校『まち部。』とは?

ヒットメーカーは高校生!大和高田を盛り上げる「まち部。」

奈良県大和高田市にある市立高田商業高校で2017年から活動している『まち部。』は、地元・大和高田のまちを盛り上げたいという思いで集まった高校生たちの自主活動団体。現在は600人ほどの全校生徒のうち約100人が活動に参加しています。

左から田中陽菜さん(2年)、枝松理子さん(同)、ファムドクキーさん(3年)、柳原謙三朗さん(同)

地域が抱える様々な課題に対して、グループに分かれて企画の提案や、商品開発、情報発信などを行っている「まち部。」の皆さん。今回はテレビ朝日「ナニコレ珍百景」で放送され話題を呼んでいるすき焼きプロジェクトと、昨年から始まったSDGsソックスプロジェクトに携わっている、4人の生徒さんにお話を伺いました!

学校伝統の「すき焼き」関連商品はヒット連発!

「まち部。」を代表する商品のすき焼きは、“特産物の少ない大和高田市で何ができる?” という課題から始まり、1960年から続く学校の伝統行事「すき焼きパーティ」から着想を得て誕生したもの。2019年に第1号商品としてレトルトパックが開発されました。

パッケージは生徒手帳風! ネット購入者には手書きの手紙も

材料は奈良県産のものを使用し、中でも大和まな一光ねぎ大和麩は大和高田市で生産されたものを使っています。企画から商品開発、パッケージデザイン、販売と、製造工程以外のほとんどを生徒発信で行っているなんてすごくないですか?

丼にして卵を落としてもおいしいヨ!
イベント出店の様子(大阪市にて)

現在のメンバーはイベント出店をはじめ販路の拡大を模索するとともに、新しいすき焼き商品を開発中。レトルトパックが購入できる場所は以下の通りです。

企業コラボ商品も続々!

レトルトだけでなくて、企業とのコラボ商品も展開。2022年にはローソンとコラボしておにぎりを商品化、2023年はピザーラとコラボしてすき焼きピザ、その名も「すきぴ」を共同開発しました。しかも企画は全て生徒が企業へ売り込みに行って実現させたんだそう!

「すきぴ」は田中さんと枝松さんを含む4人が開発に携わった商品。商品名は“すき焼きピザ”“好きな人と食べたいピザ”のダブルミーニングというおしゃれなアイデア!初売りのイベントではなんと460ピースを売り上げたそうです!

気になるお味は別記事にまとめたのでこちらも合わせて読んでみて下さい♪

販売はピザーラキャラバン(キッチンカー)での移動販売のみで、当初は6月30日までの予定でしたが、好評につきなんと7月15日まで期間が延びました! ぜひ一度ご賞味あれ。

すき焼きに負けない人気商品を目指す「SDGsソックス」

すき焼きに並ぶプロジェクトが2年目を迎える「SDGsソックス」プロジェクト。こちらはファムさんと柳原さんを含めて10人で活動しています。現在は2年生が販売企画と出店、3年生がSNSを使った広報活動に取り組まれています。

この靴下は高田商業高校の卒業生が営む後藤(正)靴下工場(広陵町)と「まち部。」のコラボ商品。既存商品の「ZEROソックス」が持つ“土に埋めると自然に還る”という特長に着目し、SDGsに絡めたデザインを考案。開発目標のイメージカラーに合わせた生地に、それぞれ対応する番号があしらわれています。

従来のZERO SOCKS
刻んで土に埋めると3年で土に還るそう

好きな色で選ぶも良し、部活動や好きなスポーツ選手の背番号で選ぶも良し。シンプルなデザインと豊富なカラーで手に取りやすい商品になっています。またSDGsについて学びを深めるきっかけにもなりますね! 商品は後藤(正)靴下工場のHPから購入できます!

4人からのメッセージ

私たちは「やってやれないことはない」を目標に掲げて、日々活動に取り組んでいます。「SDGsソックス」や「すき焼き」など様々な活動を通じて、より多くの方に大和高田市の魅力を知ってもらい、まちをより一層盛り上げていければと思っているので、これからも応援よろしくお願いします!

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