170余年続く甘~く懐かしいお菓子のお店
奈良町のど真ん中、世界遺産・元興寺からちょっと南に下がったところに
ある、甘味素材のお店、その名も「砂糖傳 増尾商店」。懐かしい水飴「御門米飴」や金平糖の「奈良こんふぇいと」、「奈良はちみつ」、「黒砂糖」など、添加物なしの素朴な甘味が置かれています。

同店は、安政元年、増尾傳次郎氏によって大和茶の店として開業。 大和茶の卸の帰りに砂糖や和三盆を積んで帰ったことが、砂糖商としての始まりだそうです。その長い歴史の間、体に優しい甘味だけを取り扱って今日に至っています。
「奈良こんふぇいと」は御門米飴味、大和煎茶味、大和玄米茶味、塩味、梅味、ラムネ味など14味があり、それぞれ袋入り、天平文様や大仏様など奈良ゆかりの図柄の箱入りもあります。

その一つ「信長こんふぇいと」(缶入り)は、1569年ポルトガル人宣教師ルイス・フロイスから信長に献上されたとされるコンペイトウを復元したもので「元祖こんふぇいと」として、小さくなってからかみ砕くとアニス(ハーブ)風味が口中に広がります。


アイドルキャラクター「ならまちこ」ちゃんのお出迎えも♪
同店には奈良町(ならまち)をこよなく愛する「ならまちこちゃん」というアイドルキャラクターがいまして、時折は店先で出迎え、記念撮影に応じてくれます。甘いものが大好きで、奈良町のシンボル庚申さんをイメージしたポシェットには甘いものがいっぱい入っているとか。もし出会えたら「こんにちは。甘いおかしちょうだい!」とおねだりしてみて♪
