2022.12.18 みょ 【明日香村】岡寺(龍蓋寺) ●おかでら 西国三十三所第七番礼所、日本で最初の厄除け霊場 7世紀末から8世紀前半に、義淵僧正(ぎえんそうじょう)が草壁皇子の岡本宮跡に建立し、精舎としたのが起源とされる。義淵開基の五竜寺の一つ。本尊の塑像如意輪観音坐像が重要文化財、木心乾漆義淵僧正坐像が国宝、ほか奈良時代の貴重な文化財を有する。 本尊の如意輪観世音菩薩(塑像/重文)は、日本三大仏の一つ。書院前にある楼門(県文)にはかつて兜跋毘沙門天が祀られていた。平安京羅城門にも同様に祀られていたことから守護神として信仰されていた可能性も。現在は本堂に陳列されている。仁王門(重文)の虎にもご注目! 厄除開運杉葉守700円 龍の厄難を取り去ったことからことより鎌倉時代以前より厄除けのお寺として信仰を集め、現在でも日本最初のやくよけ霊場として厄除け祈願の参拝者が多い。 古名『龍蓋寺』は、飛鳥の地の悪龍を開祖義淵僧正が法力で池の中に封じ込め、大きな石で『蓋』をしたことに由来。その悪龍が改心し善龍となって今でも池に眠ると伝わる。厄難を取り除いたことから、厄除け霊場・西国三十三所第七番札所に。 龍玉願い珠600円