「がん」に特化したPETがん総合検診と生活習慣病を含めた総合健診の人間ドック

【vol.65】西の京病院 総合健診センター

「見つかる」から「見つける」検診
■最新の技術と設備で総合チェック体制!

2004年以来、延べ約7万1千件のPET検査実績を持つメディカルプラザ薬師西の京は、今年開設20周年を迎える。5年前に開設された西の京病院総合健診センターでは、全身のがんを診るPET検査をはじめ、鎮静下で行う苦痛のない内視鏡検査など検査専用フロアでPETがん総合検診と人間ドックが受診可能。〝見つかる〟から〝見つける〟検診で健康長寿時代の実現を目指している。

健康に関しては、元気なうちにチェックを!

メディカルプラザ薬師西の京PETセンター長
水谷 陽一 医師

先生の健康法

自分のペースでですが、週3回はジムで筋トレなどをし、体重維持にも

発見の早さが治療成果・存命率に直結

がんは見つかった時期によって、どのぐらい機能が回復するか、どれぐらい生きられるか、その後(治療成果)が全く違ってきます。言い続けていることですが、自覚症状が出る前の定期的な検診で助かる命は多いのです。

なんとなくスッキリしないなど、ちょっとした不調があればまず検診を。元気なうちは後回しにしがちですが、40代後半~50代に差し掛かったら、年に一度はがん検診を。

またがんだけでなく、生活習慣病も含めた健康管理が大切です。適切な食事に適度な運動や休養・メンテナンスをしながら健康寿命を延ばしましょう。

あなたの健康が家族の安心に!
■受けよう! がん検診

日本での死亡原因の第1位は〝がん〟。今なお増加の一途をたどっており、日本人の約2人に1人が罹患している。体のどの部位にも発生するがんは、症状のないまま静かに進行し、症状が出た段階で見つかるがんは決して早期ではない進行がんであることが多い。

がんで死亡する人が増えている一方で医学の進歩により、がんになっても治る人が増えている。自覚症状がなくても定期的にがん検診を受け、早期発見・早期治療につなげることが大切だ。

■PETは全身のがん発見に威力発揮

PETは、がん細胞が正常細胞に比べ、3~8倍のブドウ糖を取り込む性質を利用し、全身画像を撮る検査。
PET-CT画像

■PETのメリット

❶注射1本で全身の検索
❷がんの検出能力が高く、発見率は通常の人間ドックの約10倍
❸良・悪性の区別や進行度合いも判定
❹病期診断、原発巣の検索
❺治療後の効果判定に有効
❻経過観察、再発診断に有効
❼肉体的・精神的負担が少ない

■PETのデメリット

❶胃や泌尿器系等は他より弱い
MRIやCT、エコー、血液検査等との組み合わせで総合判定
❷炎症等で擬陽性になることも

■PET検査は保険適応?

PET検査は、がん患者の手術前後の病期診断や転移・再発の確認に有効とされ、保険医療に広く用いられている。早期胃がんを除く全てのがん疾患と、一部のがん疑い病名で保険適応に。

検査費用

3割負担の場合…約3万円 / 1割負担の場合…約1万円

人間ドックのご案内

ドック専用フロアの広々空間でゆったりと受診
元気をサポートする人間ドック

ガンをはじめ、脳卒中、心臓病、高血圧症、糖尿病などの 生活習慣病は、初期の段階では自覚症状がないままに進行! 総合的な診断で早期発見・早期治療、生活習慣の改善を。

【人間ドック半日コース】46,200円(税込) *約3時間

予約専用ダイヤル

TEL.0742-35-1564

(平日9:00〜16:30、土曜9:00〜12:00)

HPからも予約可能!
https://www.nishinokyo.or.jp/n_contents/doc/index001.html

■問い合わせ/患者支援センター TEL.0742-35-2219
■取材協力/医療法人康仁会 西の京病院 TEL.0742-35-1122(メディカルプラザ薬師西の京事務局)奈良市六条町102-1
https://www.nishinokyo.or.jp/

PET体験レポート

yomiっこの朝廣編集長は 今年も夫婦でPET受診!
親子や兄弟姉妹で受ける人も多いそうです♪

●PETトータル(PET-CT)コース
PET-CT(全身)、MRI(頭部・骨盤部)、MRA(頭部)、胸・腹部CT、超音波(腹部・心臓・頸動脈)、心電図、血液検査+マンモグラフィー・乳腺超音波検査(編集長のみ)を受けました!

受 付

問診票、便・尿検査、同意書を提出、検査着に着替える。

問 診

血圧・身長・体重測定の後、気になる症状などを申告。それぞれ2人の昨年のカルテを見ながら健康状態をチェック。

夫君は「特に変わったことはないですが、ゴルフの飛距離が落ちました(笑)」。編集長は「ストレスが結構多く、不眠に悩まされています。祖父や父が脳血管障害でしたので気になります」と。「ストレスについては、心療内科などで相談された方がいいですね。脳ドックでもしっかり診ましょう」と先生。

❶ 心電図・超音波(エコー) 

頸動脈、心臓、肝臓、胆のう、すい臓、腎臓、脾臓、膀胱(女性は子宮、乳腺)などを検査。
【約40分】
頸動脈のエコーで動脈硬化をチェック

❷ CT

あごから腎臓まで体の断層写真をX線撮影。小さな肺がんや肝がん、膵がん、結石、冠動脈石灰化などを調べる。
【わずか約5分】

昨秋、シーメンス社の最新64スライスCT装置を導入。今まで以上に高精度な画像に!

❸ マンモグラフィー

日本人女性のがん罹患率トップが乳がん。受診は、乳腺が張っていない生理後1週間ぐらいのときに
【約10分】

最新機器の導入で以前に比べて痛みはマシに!

❹ MRI

頭部では脳梗塞や脳腫瘍動脈瘤の有無、骨盤腔では膀胱、子宮や卵巣の病変の有無を確認
【約30分】

頭部固定スタンドを装着:機械音は無視し、ヘッドホンの音楽に集中しよう

❺ PET-CT

採血→薬剤を注射、休憩室で安静に
【約60分】
その後、PETスキャナーで全身撮影
【約20分】
PETにCTを組み合わせ、高速撮影・広範囲画像
【10分】

※PET-CTは最終だが、1、2、3、4の検査順序は入れ替わることあり
検査終了
2人の検査項目の順序は、手際よい組み方と案内でほぼ同時に終了。
院内の和食レストラン「寿康」で、『寿康膳』(検査料に含む)をいただいて帰宅。
栄養バランス抜群のメニューは、外部からの利用客も多い!
後日の結果説明
早朝ウォーキングや水泳などで運動しているせいか、大半は異常なし。ただお酒の飲み過ぎで肝臓は引き続き要注意とのことでした。
今回も大きな異常はなく、甲状腺や胆のうポリープの経過観察ぐらいです。こうして毎年同じ検査を行うことで比較でき安心できるので有り難いです。
基本情報 Basic Information
西の京病院/にしのきょうびょういん
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