トドの毒舌(254)確かな情報を見分ける力を身につけるんやで

そうか、yomiっこもとうとうそんな時が来ましたか…

「紙」の媒体が減ることの寂しさは、もう少し後年になると一層強く感じると思います。

僕は今でも単行本を、バッグに1冊、トイレに1冊、布団の枕元に1冊置いていて、「紙」の読み物がないとダメな生活を送っている。カラー写真というか動画が全盛の今に「白黒写真」の良さを認めることがあるように「紙」の良さがわかる「懐かしい」時がきっと来るに違いない。これはね、今でも、僕には読めないけれど、古い墨書が認められているのと同じだね。

古いカセットテープが出てきても今や再生するプレーヤーがありません、あったとしてもマグネットが傷んでしまってちゃんとした「音」にもなりません。同じように今のデジタルが将来にちゃんと残るのでしょうか? 甚だ疑問です。物理的な「記録・記憶」が必要じゃあないのか? 奈良時代の「木簡」みたいにさ。

それとも「おでこ」にメモリーを打ち込まれて記憶とか知識がメモリーに保存されてしまって「言葉」とか「意識」で動くロボットのような人間になってしまうのか? どうなんでしょう? 漫画の『一休さん』のように、おでこをピコピコと押すとすべての記録や知識が出てきたりしてね。

まぁ、そこまでは僕も長生きもしないでしょうから心配しなくても大丈夫ですね。ただしそんな時でも情報を分析したり確かめたりする能力は今以上に必要ですね。今でさえ「フェイク情報」もバンバン出回っているのですから。

情報の在り方も変わって来ているので『yomiっこ』スタッフの皆様も大変でしょうが頑張ってください。応援しています。

また、原稿はウェブサイトの『yomiっこWEB』に載せていただけるようなので、引き続きよろしくお願いします。

戻る