
65歳以上の人口は3,558万人で、総人口の28.1%。つまり日本人の4人に1人が高齢者だ。今回の高齢者特集は「老後の不安」と題して、①認知症 ②孤独 ③病気やケガ ④カラダの衰え ⑤お金 の5つの不安にスポットを当て、専門家の皆さんに不安を解消する取り組みや意見を伺った。
認知症の正しい理解と予防
2012年の国内の認知症患者数は約462万人で、65歳以上の高齢者の7人に1人。この割合は年々増えると予想される。認知症への正しい理解、認知症を遅らせる予防法を知ることから始めよう。

認知症の方と、地域住民との交流カフェ

認知症、専門職とのつながりは初期に
孤独を感じない
家族やパートナーとの別れで心を閉ざし、周囲とうまくコミュニケーションが取れない高齢者が増えている。独居老人、そして孤独死は、誰にでも起こりうる社会問題となっている。

利用者もスタッフも大家族の一員としてハッピーな時間を

独居生活から施設へ“安全と安心”家族の想い
病気・ケガへの対処
年齢を重ねれば、病気やケガとは上手に付き合っていくことに。急に具合が悪くなってもすぐに誰かに頼れるか? いつも見守ってくれる存在が必要だ。

看護師に相談しやすい! 入居者に寄り添った環境づくり
身体機能の衰えに対策を
人間は動物である。年齢とともに筋力は低下し、その結果、関節や神経の痛みも。身体機能改善には、本人の健康寿命を延ばすだけでなく、家族などの周囲へも好影響を与えてくれる。

食と運動を意識して、無理せずマイペースに続けることがポイント
お金の心配を少なく
介護に必要な資金は平均16.6万円/月で、必要と考える期間の平均は167.2か月(13年11か月)。全額自己負担ではないにしても、自己資金も相当額の準備が必要だ。※生命保険文化センター「生命保険に関する全国実施調査」/平成30年度調べ