【梅】賀名生梅林(五條市)

●あのうばいりん

丹生川の下流域にある谷里、五條市賀名生は南北朝時代に後村上天皇が吉野山から行宮を移した南朝ゆかりの地。都を追われた南朝方の公家たちも賀名生の梅を歌に詠んでいたことから700年前には既に梅の花が咲いていたことが分かっています。

明治10年頃からは果実の収穫を目的に、大正12年(1923)には東宮殿下のご成婚を記念して5,000本の梅が植樹され、現在は、まるで雲海のように約2万本の梅が丘陵を覆いつくします。

「見返り千本」「奥の千本」など、景勝スポットもたくさん! 麓には道を挟んで資料館や旧皇居などもあるので、観梅とともに吉野の山奥に息づく南朝の歴史にも触れてみて。

基本情報 Basic Information
賀名生梅林/あのうばいりん
アクセス
車…R168の賀名生トンネル近く
電車…JR五条駅からバス「賀名生和田北口」下車すぐ

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