〈奈良〉3か寺で花めぐり『はるかぜ回廊』切り絵の限定御朱印も(5/7まで)

日本最古の霊場、西国三十三所観音巡礼(日本遺産)の奈良札所寺院である「壷阪寺(高取町)」「岡寺(明日香村)」「長谷寺(桜井市)」の3か寺で、春の花をめぐる『大和三大観音 はるかぜ回廊』が3月18日から始まっています。(5月7日まで)
昨年初夏の『あぢさゐ回廊』、秋の『もみじ回廊』に続く第3弾として実施され、3か寺それぞれの春の花や風景をテーマに「切り絵御朱印」が限定で作成されています。

壷阪寺(高取町)

「壷阪寺」は「目の観音様」として信仰が厚い西国三十三所観音霊場の第6番目の札所。
春は堂塔伽藍や石仏像を包み込む桜が有名で、初夏からは境内一円が新緑の緑に染まり、3000株以上ある山吹が咲き始めます。
桜の見頃は終わってしまいましたが、切り絵に描かれた桜大仏様(天竺渡来 大釈迦如来石像)を手元にお迎えするのも楽しみです!

壷阪寺の切り絵御朱印

岡寺(明日香村)

「岡寺」は日本最初の厄除け霊場のひとつ。西国三十三カ所観音霊場の第7番目の札所です。春になると石楠花(シャクナゲ)や牡丹の花が楽しめます。

また、献花された天竺牡丹(ダリヤ)が池一面を彩る「華の池」が4月29日~5月7日で開催予定。また手水舎にも天竺牡丹が浮かび「華手水舎」となります。
コロナ禍以前の2015年の春より【華の池~水面に浮かぶ天竺牡丹~】並びに【華手水舎】を行っており、現在全国に広がる「花手水」のさきがけであるとも言われております。

岡寺の切り絵御朱印

長谷寺(桜井市)

「長谷寺」は「隠口の泊瀬」と万葉集にも詠まれた観音信仰(西国三十三所)の第8番目の札所。
「花の御寺」と呼ばれ、桜、牡丹(ぼたん)、紅葉、山茶花など四季折々に寺域を包みます。
牡丹は例年4月下旬~5月上旬が見頃で、登廊から眺める150種、約1.5万坪の牡丹園に7,000株が咲き誇ります。
今回の切絵には、本堂をバックに枝垂桜と大輪の牡丹が咲く様子がデザイン。

長谷寺の切り絵御朱印
また、今回は切り絵御朱印を授与の方に、3か寺の切絵を貼ることのできるオリジナル台紙が無料で受け取れます。 (台紙の進呈は、3か寺のうち一番初めに切絵をお求めになった1か寺のみ)
四季折々の花々が美しい「花の御寺」へお出かけしましょう♫

『大和三大観音 はるかぜ回廊』
2023年3月18日(土)~5月7日(日)
期間限定 はるかぜ回廊 切り絵御朱印 1,000円
特製台紙 無料
※各寺院の納経所にて授与