〈奈良市〉4/27開業!生まれ変わる“美しき監獄”『奈良監獄ミュージアム』 2026.4.24 鮎 近代化を象徴する重要文化財「旧奈良監獄」がミュージアムに 奈良県奈良市にある重要文化財「旧奈良監獄」は、1908年に建てられ、2017年までの100年以上もの間、役割を変えながら刑務所・矯正施設として貢献した場所。 明治時代に建てられた五大監獄のなかで唯一、その全貌を遺す貴重な文化財が、星野リゾートの手によって4月27日、「奈良監獄ミュージアム」として生まれ変わります。 コンセプトは「美しき監獄からの問いかけ」。歴史展示にとどまらずデザインやアートを通じて監獄を語り、来館者が生き方や価値観を考える「問い」を投げかけます。 来館者自身が想像を広げ、日々の生活と重ねながら「自由」について捉えなおす。当たり前の日常を揺さぶる体験を提供する新しいミュージアムです。 まず注目するのは旧奈良監獄の壮大で美しい建築。中央の見張台から放射状に舎房が伸びる「ハヴィランド・システム」やイギリス積みの赤レンガ壁など、当時から残る意匠と機能性を兼ね備えた建築美を公開します。 保存エリアとなる「第三寮」は全96室の独居房が連なる施設。ヴォールト状の天井や高い場所に設けられた窓から自然光が差し込む様は人権への配慮がうかがえ、また監視窓を備えた重厚な木製扉に堅牢な鍵、近代監獄の面影とその場の空気感を直接肌で感じることができます。 ハヴィランド・システム保存エリア 第三寮 展示エリアはA棟・B棟・C棟の3棟に分かれ、それぞれ多様な視点からの問いかけを巡らせる展示を観覧できます。 A棟では、8つの展示室で奈良監獄の歩みを日本の行政制度と共に紹介。当時の最新技術が詰まった監獄の構造を1/420の再現模型で知ることができるほか、日本初の総合訓練施設であった奈良少年刑務所時代の当時の様子をイラストや写真で紹介しています。 8つの展示室が連なるA棟A棟 模型で観る、明治五大監獄 B棟では、刑務所という特殊な社会での生活を7つのテーマに分け、デザインを通じて紹介。管理された刑務所での生活をたどることで、現代に生きる私たちの「自由」についての問いを考えます。 B棟 規律B棟 自由 かつての医務所を改装したC棟では「罪と罰」「時間と命」といった普遍的なテーマのもと、5組のアーティスト作品と受刑者による刑務所アートを展示します。 また展示の締めくくりとなる「むすびの部屋」では、アーティストや身近な人へ言葉を届ける「プリズン ポストカード プロジェクト」を実施しています。 C棟 声を縫う/西尾美也C棟 海の中に祈りを溶かす/キュンチョメ 展示を堪能した後は、カフェとミュージアムショップで余韻に浸るひとときを。カフェでは、赤レンガをモチーフにしたカレーパンや明治のレシピに着想を得たチーズケーキなどが提供されます。 ミュージアムショップでは、ポストカードや雑貨、アパレルなどオリジナルアイテムが充実。全国の刑務所作業製品を紹介するギャラリーも併設しています。 6月25日にはラグジュアリーホテル「星のや奈良監獄」も開業。星野リゾートが初めて手掛けるミュージアムをひと足先にご堪能あれ♪