
医療法人 康仁会 西の京病院 歯科
【歯科】生涯にわたり、 口の健康を守るお手伝い
歯科疾患と全身疾患、口(あご骨)周りの筋肉と頭痛や肩こり、前かがみ姿勢などとの関わりが大きく、口の健康が重要。院内医師、地域の医療機関との連携で様々な合併症治療に当たる西の京病院・歯科の中塚伊知郎先生に、最新の歯科医療についてうかがった。
8020で生涯元気に
人の歯は通常28本ですが、健康な歯が20本あれば食生活にほぼ満足できます。歯数が多いほど、また義歯による機能回復をするほど、認知症発症のリスクは低くなります。歯と歯をかみ合わせた時の刺激は、歯根から脳に伝わり、記憶や思考、感覚などをつかさどる部位を活発化させるからです。
「8020(はちまるにいまる)」…80歳になっても20本以上の歯を保とう!
歯並び・かみ合わせは、 頭痛・肩こりなどの原因に
かみ合わせが悪いと、歯をかみ合わせた時にあご骨から頭蓋骨周り、首から肩の筋肉疲労が起こり、それが頭痛や首・肩こりを引き起こしていることも。また、舌筋が弱いと舌が定位置(上あご)に着けず、前かがみの姿勢になり、首肩のツッパリとなります
あいうべ体操、パタカラ体操、舌ストレッチ、顔マッサージなどで口腔周囲筋を鍛えましょう。幼児の口ポカンや口呼吸の改善効果があります。
舌ストレッチ
顔のマッサージ
安心して治療を受けていただくために
● 痛みやストレスの少ない治療を心がけています
● 使用する器材は適切に滅菌・消毒管理し、感染防止に努めています

“健全で高機能を持つ口腔を保つ”がモットーです。元気な歯の数、また義歯でもかみ合わせのよしあしで健康寿命が変わってきます。口腔環境は幼児から。子どもさんの歯のこと、気軽にご相談ください。
中塚 伊知郎医師
徳島大学・岡山大学大学院卒 歯科医師 歯学博士
家族みんなで口腔周囲筋を鍛えましょう。歯の健康はもちろん、あごのたるみ防止や小顔・滑舌効果にもつながりますよ♪
南 智香子医師
新潟大学歯学部卒
取材協力/
医療法人康仁会 西の京病院 TEL.0742-35-1122(メディカルプラザ薬師西の京事務局)奈良市六条町102-1
*yomiっこ2018年6月号に掲載の情報です