HOME > 美容・健康 > メディカル最前線vol.39 西の京病院 脊椎センター

美容・健康

yomiっこ2021年8月号掲載

ライター:

医療法人 康仁会 西の京病院

【脊椎センター】
脊椎外科の専門医による正確な診断と治療
短時間、傷口極小手術で腰曲がりを改善

脊椎の新しい治療法「XLIF」を導入
体への負担を少なく背骨のずれや曲がりを矯正
高齢になると次第に腰が曲がってきて腰痛を起こしたり、体を支えられなくなり杖が必要になったりする方が多くいる。患者の負担軽減をモットーとする西の京病院では脊椎センターに最新の腰椎固定術「XLIF」を導入。腰曲がりの進行の予防策および最新治療法について、そのスペシャリスト、副センター長の吉田真医師に話を伺った。

高齢者の腰曲がりによる腰痛の原因

背骨は四角の硬い骨(椎骨)とやわらかい軟骨(椎間板)から成っている。若い人の背骨は通常、正面から見たら真っ直ぐだが横から見るとゆるやかなS字状になっている。(図1)
整形外科でみる高齢者の腰曲がりは、主に2つの原因によって起こる。一つは年齢とともに椎間板が傷んで起こるもの(後彎症)。もう一つは骨粗鬆症により骨折が起こり、次第に骨折した背骨がつぶれてきて生じるもの(脊椎骨折後後彎変形)。  腰曲がりが始まると背骨のバランスが悪くなり、体を支えるために背中の筋肉に強い負荷がかかって、腰痛や腰部疲労感が起こる。
腰曲がりは女性ホルモンが関与していると言われており、60~80歳代の女性に多くみられる。

腰痛対策と治療

●軽い腰曲がり… 保存療法
背骨の柔軟性を獲得し背中の筋力をつけるため、背骨を伸ばす体操や腹筋・背筋の筋力訓練を指導。痛みの程度により鎮痛剤やブロック注射、コルセット装着なども考慮。

●強い腰曲がり… 手術適応
短時間しか歩行できない、おなかがつかえて胃の不快感や胸やけなどの症状。

低侵襲手術で曲がりを矯正
側方アプローチ椎体間固定術XLIF

*eXtreme Lateral Interbody Fusion

背骨の矯正手術は大きな手術だが、医療技術の進歩で、より体に負担が少ない手術(側方アプローチ椎体間固定術XLIF)が可能になってきた。脇腹を4㌢程度切って筋肉と神経をよけながら内視鏡のような筒を入れ、腰曲がりの原因となる傷んだ椎間板または骨折した背骨を除去し、代わりに人工骨を挿入して腰曲がりを矯正。さらに腰の後ろからネジとロッドで固定するものだ。(図2・図3)

【メリット】
骨を削らないので出血も少なく、背中側の筋を傷めないので術後の痛みを軽減。
大きな人工骨設置が可能で安定性が良い。
※欧米では15年前に導入、日本では2013年に承認。限られた医師と施設のみで実施中。

足腰の症状でお悩みの方、老化現象とあきらめないで!

高齢者の歩行時の「腰痛の代表的疾患は腰部脊柱管狭窄症」ですが、「腰曲がりによる腰痛」との鑑別は重要です。簡単に言うと、前かがみになると症状が楽になるのが前者で、逆に腰を伸ばしたくなるのが後者と考えられます。検査で見分けて適切な治療をすれば痛みから解放され、QOL(Quality of Life/生活の質)の向上を図れますので、老化現象だからとあきらめずにご相談ください。
整形外科部長・脊椎センター長
向井 克容 医師
【専門】 脊椎外科・内視鏡脊椎外科・腰椎すべり症・腰部脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア・頚髄症
脊椎センター副センター長
吉田 真 医師

【専門】
整形外科・脊椎外科・脊椎脊髄病・腰部脊柱管狭窄症・脊柱変形・骨粗鬆症性椎体骨折 BKP認定・XLIF認定 

   
藤井 渉 医師
【専門】 整形外科・脊椎脊髄病 BKP認定

■問い合わせ/患者支援センター TEL.0742-35-2219
■取材協力/医療法人康仁会 西の京病院 TEL.0742-35-1122(メディカルプラザ薬師西の京事務局)奈良市六条町102-1
https://www.nishinokyo.or.jp/

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