3月-March-上巳の節句のおもてなし

美しいおもてなし

3月-February-

雑誌に載っている美しいテーブルコーディネート、憧れますね。
見た目が美しく簡単に出来るしつらえを、テーブルコーディネーターの廣江佳子先生(クッキングアトリエ主宰)にご紹介していただきます。少し手を加えるだけで、すてきな食卓に早変わり。演出と料理のおもてなしを楽しんで学びましょう!

上巳じょうしの節句に

3月3日は上巳(旧暦3月最初の巳の日)の節句。上巳の節句は身の汚れを人形に移して水に流す行事で流し雛が雛祭りの原型です。
江戸時代になり、女の子の成長を祈る節句となり、美しい雛や調度品、雛道具等を飾る段飾りができました。食べ物としては蓬やハマグリ白酒があります。
今回のテーブルはピンクのクロスを敷き、春先ののどかな一日を女性同士で楽しむテーブルです。

3月のおもてなしメニュー

《各4人分》

(左上から時計回り) 鯛のカルパッチョキャビアのせ、甘酒、 柚子釜入り赤カブの酢の物、クリームチーズの辛子明太子和え、 菜の花のお浸し、(右端)エビワンタンのお吸い物
◆柚子釜入り赤カブの酢の物
①赤カブ1/2個は薄くスライスして塩少々を振り、しんなりしたら水気を絞る。
②花柚子4個分の上部を切り中身をくり抜いて搾り取った果汁に大さじ1の砂糖、塩少々を入れた中で和え、花柚子に詰める。
◆クリームチーズの辛子明太子和え
クリームチーズ80gは1cm角に切り、皮を取り除いた辛子明太子1腹(2本)で和える。
◆菜の花のお浸し
菜の花8本をさっとゆで、食べやすい大きさに切り、出汁、醤油各大さじ1を合わせた中に浸す。
◆鯛のカルパッチョキャビアのせ
①ボウルにオリーブ油大さじ2とレモン汁小さじ1、マジックソルト少々を入れて混ぜる。
②鯛の刺身(100g)を入れて和え、器に食べやすい大きさにちぎったレタスと共に入れ、薄切りの赤大根、レモン(適量)とキャビア少々をのせる。
◆ひし形三色ご飯

①米2合を洗って、酒大さじ2と塩小さじ1/2を入れて炊飯器で炊き上げる。
②3等分して1/3個分に碾茶大さじ3を混ぜ他の1/3個分に鮭フレーク1瓶(小)を混ぜる。
③型に碾茶を混ぜたもの、何も混ぜないもの、鮭フレークを混ぜたものの順に入れて固め、ひし形に切る。上にホタテ、さっとゆでたニンジンを飾り、カニ缶適量をのせる。

◆エビワンタンのお吸い物

①むきエビ50gを粗くたたき、酒、塩、片栗粉各少々を加えたものをワンタンの皮8枚で包む。
②3カップの出汁に塩小さじ1/2、薄口醤油少々を煮立てた中に入れて火を通し、椀に2個ずつ盛り、青味を添える。

◆甘酒(作りやすい分量)
米1合を洗い、炊飯器でおかゆを炊き、炊飯器は保温にし、炊き上がったおかゆに水400cc〜600ccを入れて60度ぐらいになるまで冷まし、糀2合を入れて混ぜ、炊飯器の蓋は開けたままにして布巾を掛け5時間ほど発酵させる。
◆紅白すあま

①耐熱ボウルに上新粉、砂糖各100g、塩少々を入れて混ぜ、水150ccを加えてさらに混ぜ、ラップをして電子レンジ500Wで3分半加熱する。
②一度取り出してよく練り、再び電子レンジで3分加熱し、2個に分け、ぬれ布巾の上に別々に置き、一つ分に少量の水で溶いた食紅を加えてピンク色にしてよくこねる。
③もう一方は白のまま布巾の上でこねる。なめらかになったら片栗粉を振った巻きすにのせて模様をつけ、粗熱が取れてから切り分ける。

Profile

廣江 佳子

Yoshiko Hiroe

クッキングアトリエ主宰
2005年OAP帝国ホテル賞
2006年、2007年家庭画報優秀賞
2009年東京ドーム東京都知事賞、優秀賞

クッキングアトリエ

奈良市学園前 近鉄富雄駅から徒歩10分
TEL 0742-51-1742
Mail hiroe-r@kcn.ne.jp
HP http://www1.kcn.ne.jp/~hiroe-r/

【教 室】
男女合わせて少人数制
3,000円〜(材料費込)
月〜日曜 午前・午後開催
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